藤井四段がそろそろ考えるべきこと

2017-07-08 00:00:00 | しょうぎ
藤井四段のブームがどこまで続くのかわからないのだが、細々と続けている毎月一度の小学生向けの将棋教室だが、しょっちゅうメールで問い合わせが続いている。最近は大人(オジサンオバサン)の教室もやらないのかと電話がかかってくる。

普及指導員をやっているから、わかりにくい将棋連盟のホームページの中で迷子になると私のアドレスにたどり着くらしい。

どうも、こどもは将棋棋士になりたいという子が多いようだ。大人は、藤井四段の報道を聞いても将棋を知らないので「劣勢を逆転した」とか言われても、理解できないので、最初から教えてほしいということなのだろうが、こどもではないので覚えられるかどうかはよくわからない。

それと普及指導員というのが、将棋連盟から給料をもらっているので、レッスン料はタダと思われている節もあるのだが、そんなことはまったくない。腕で稼げ、ということになっている。

ところで、これから各棋戦の予選が終わり、決勝トーナメントや挑戦者決定リーグなどが始まるだろう。もちろん、今後もめったに負けなければ、名人以外の多くのタイトルが彼の物になるのはわかっているが、その時に必要なものがある。

対局場での泊りがけ用の「お泊りセット」とか「ブランドパジャマ」とかではないのだ。


それは、対局用の和服ということになる。

某竜王も最初は困っていたようだ。

7番勝負を戦うなら、3組は必要だ。それでも7番指すと同じものを3回着ないといけない。野球の日本シリーズで頼れる先発ピッチャーが3人しかいないような話だ。一着位は師匠の杉本七段がプレゼントするかもしれないが、そもそも杉本七段は和服を持っているのだろうか。自分のために着るよりも弟子のタイトル獲得パーティ用に必要となる。こちらは夏冬用の二着あれば十分だろう。

そろそろ地元松坂屋の呉服売り場の担当者が訪問するころだろうか。

愛知県出身の英雄である徳川家康公にちなんで、三つ葉葵の紋付にしたらどうだろうか。印籠も作った方がいいだろう。


さて、6月24日出題作の解答。

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初手に金を捨てるというのが意外だろうか(作る方から見れば、意外な手が必要なのだから、まったく意外じゃない)。将来の香打のスペースを空けておくのが肝要。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

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数年前に詰将棋パラダイス誌に掲載された問題。

手数は11手詰。難し目の手は、1手目、3手目、そして11手目。と不思議なことを書いておく。

判ったと思われた方はコメント欄に最終手とご意見をいただければ、正誤判定します。