扇風機を入手

2011-04-25 00:00:36 | 市民A
実は、昨年秋、長い期間使い過ぎた扇風機を捨てる。長く使い過ぎて発火する事件が多発していて、さらにメーカーのホームページには、その機種よりも新しい機種でも問題が起きていることがわかっていた。

さらに、昨夏は猛暑で、エアコンだけでは対応できずに扇風機を併用する方が効果的だったわけだ。

といって、秋に扇風機を捨て、同時に扇風機を買う人間なんているわけない。洋品などでは、夏物最終バーゲンで購入して、翌年に着ることはあるのだろうが、扇風機は嵩張る。

ところが、

扇風機が品切れとの情報があった。まだ4月である。想像するに、例の問題で消費電力の小さな扇風機に人気が殺到しているとの連想だろうか。

ないと、困るわけだ。何しろ、既に捨ててしまったのだ。


それで、ヤマダ電機に行ってみたわけだ。

扇風機売場が特設されていた。

なんだ、デマか・・

ところが、よく見ると山積みされているのは、聞いたことのないブランド。コピー商品といってもいいものばかりだ。これでは、後々火を噴いた時の保証がないではないか。やはり有名メーカーがいい(あくまでも個人的意見だが)。東芝とかパナとか。

しかし、そういうブランド品は、展示品があるものの、在庫はゼロ。出直すしかないかなと思うも、そこで、ロジカルシンキングを働かせる。

つまり、この特設売り場に扇風機が運び込まれるプロセスを考えると、たぶん地下の駐車場に納品のトラックが入ってきて、店舗に直行するエレベーターに乗って、バックヤードに運ばれ、バーコード情報を読み取って、それから売場に店員が台車を押してくるはず。

ということで、バックヤードと扇風機売場の途中にある電動マッサージチェアコーナーで待ち伏せすることにする。一石二鳥である。ただ、直ちに睡魔が襲ってくる。あと1秒で夢の世界へ、という瞬間、来るものが来た。台車に3台の日立製の扇風機が。

マッサージ急遽中止である。

店員に掛け合う。

「これ売り物ですか?」

「一応、売れるのですが、これから展示しようと・・」

「じゃあ、いいよね」。

ついに購入成功である。

ただし、もう一台衝動買いしてしまったわけだ。

これって、「おとな買い」かな? いいえ、・・・




しかし、持ち帰ってから、よく見ると、扇風機にしては、段ボールが小さいような気がしてきた。6千円台というのも安すぎるような気がしてきた。



一つの箱を開いてみると、驚くことに一台が細かく分割されていて、手品師の助手が箱詰めにされているように隙間なく詰め込まれていた。

実際に箱から出すと邪魔になるので、そのまま倉庫に押し込むのだが、そこには長く使い過ぎてちょっと危ないドイツ製オイルヒーターが・・

これを捨てると、半年後にまたマッサージチェアに座って、・・