ふくやま美術館

2011-04-10 00:00:16 | 美術館・博物館・工芸品
ふくやまの話で、ふくしまの話じゃないのだが、外国人の中には、混同している人もいる。また広島県というのも連想があるのだろう。ふくやまで会う予定の外国人、来日中止。

そういえば、正月のおみくじに「待ち人、待てど来ず」とあったかな。

それで、美術館でも行ってみた。駅のそばにある。

ふくやま美術館。



どうも美術館の建屋のまわりにさまざまな屋外美術品が並ぶ。ややコンテンポラリーの匂いが漂う。そして、館内に入ったのだが、やや物足りない感じがある。同じ広島県でも広島市の美術館の充実感とは異なる。



所蔵品展の中では、藤井治子作『花見』あたりが印象的である。全体には収集の方針があいまいな感じがする。

fukubi3ところが、美術館を出て、付属というか少し離れたところにある「ふくやま書道美術館」にいって、かなり驚いた。相当のレベルの名品がそろっている。もともと個人の収集家の寄贈に始まるということで、コレクターの視点が入っているわけだ。

まず、一休宗純の『墨蹟』が、迫力である。もちろん本物だ。さらに名書が目白押し。江戸の三俳人と言われた、芭蕉、蕪村、一茶の書というか絵と言うか、揃い踏みである。三人とも達筆である。

なにか、福山って不思議な街である。