首都圏壊滅を願った男

2008-11-13 00:00:09 | 市民A
兵庫県知事って・・

兵庫県の井戸知事の発言が大波紋を描いている。

「関東大震災がチャンス」=東京一極集中打破で-兵庫県知事が発言
11月11日19時26分配信 時事通信

兵庫県の井戸敏三知事は11日、和歌山市内で開かれた近畿ブロック知事会議に出席し、経済などの「東京一極集中の打破」について、「関東での大震災がチャンス」と発言した。多大な人的被害などが予想される首都圏での大規模地震を期待するかのような発言に批判が出そうだ。

この発言に対し、会議後に記者会見した橋下徹大阪府知事は「首都圏に震災被害があった場合、バックアップ機能が必要だという真意は全知事が分かっている」としながらも、「公の場で言ったのはまずかった。いつも不適切な発言ばかりやっている僕から見ても不適切な発言だった」と指摘した。

井戸知事は議論の途中、公務のため退席したが、同日夜に神戸市内で記者会見し、「『チャンス』という言葉が誤解を受けたなら、もっと適切な言葉を使うべきだった。大災害が望ましいと言っているわけでは全くない」と釈明した。

何というか、「はあ?」である。

ふだん、言い過ぎ感の強いこの人たちの意見が正論に聞こえてしまう。

「浅知恵」「ばかげている」=兵庫知事発言に反発-首都圏知事ら
11月12日19時1分配信 時事通信

 東京一極集中打破を念頭に「関東大震災が起こればチャンス」と述べた11日の井戸敏三兵庫県知事の発言に対し、首都圏の知事や政令市長らからは12日、一斉に反発する声が上がった。

石原慎太郎東京都知事は、井戸知事が旧自治省の官僚から転身したことをとらえて「役人の浅知恵」と酷評。やはり同省出身で、井戸知事の1年先輩に当たる阿部孝夫川崎市長は「ばかげた発言だ」と切り捨てた。

同日は首都圏8都県の知事と政令市長らが集まる会議が横浜市内のホテルで開かれており、知事らは会場入りの際や会議終了後にこの発言への思いを記者団に語った。石原都知事は「東京の地震を期待するなら30年先になるかもしれないんだから、現状から努力して関西の活力を取り戻したらいいのではないか」とも強調。中田宏横浜市長は「人の不幸を喜ぶみたいに聞こえてしまうところがマイナス」と批判した。

井戸知事は同日朝、神戸市内でラジオ番組に出演し、「一極集中のリスクに対して今から備えておかなければならないということを申し上げたつもり」などと釈明。しかし、兵庫県庁には夕方までに300件以上の抗議電話やメールが殺到した。阪神大震災時に小学生だったと語る女性は「同じ被災地の人間として恥ずかしい」と訴えたという。

要するに、関東人からの3倍返しだ。

1.役人出身の浅知恵であること。

2.自分で頑張れ!他人に頼るな!

3.人の不幸を喜ぶ悪魔め!

さらに、

4.地元の恥だ!

ということになる。

まあ、感情論は別として、結構、知事の椅子には自治省の天下りが座っている。こんなコースだ。

 自治省 → 副知事 → 知事 → 参議院議員

実は、私の知人に東大法学部→自治省→某県副知事というのがいた。”いた”、というのは、副知事の時に知事の受けが悪く、再び霞ヶ関に追い返され、ゴールデン・ルートを逸したそうだ。そして、自治省が目の仇にしているのが、主に都会の知事。たいてい無所属の作家とか松下政経塾とか弁護士とか別ルートからやってくる。知事の椅子がなくなると、国会議員の椅子もなくなる。だから、色々とそういう民主主義的(ポピュリズム?)手続きで当選した知事の邪魔をするわけだ。それに対する日頃の不満から、都知事が一喝したわけだ。

そして、この兵庫県知事の発言には、非常に大きな欠陥があるのだが、まだ、誰も指摘していないようだ。

次に地震があるのは、関東と決まっているわけじゃないのだ。

直下型地震の予知はきわめて難しい。次も再び神戸で地震があってもおかしくないわけだ。

その時は、兵庫県は廃止だ。お取り潰し。東京都の飛び地に編入してしまおう。