改造!!(1/2)

2008-08-27 00:00:02 | スポーツ
福田内閣が改造となったが、何が変わったのかよくわからない。個人的には、防衛大臣はもっと老獪な人物でないと、いざ領土問題で開戦とかいう時に頼りないような感じがする。谷垣国土交通大臣というのも、道路や国土開発計画の根本的見直しに本気で働いてもらうなら、非常によろしいのだが、他のポストの内示を断った末の横滑りという噂を聞くと、ガッカリだ。

地元の大地主出身の「鈴木恒夫議員」が文部科学大臣に入閣したのだが、教科書問題では、「農地解放の目的と結果」の記述見直しでもするのだろうか。もう一人の地元出身の大臣候補「松あきら」さんは、公明党が二つ目の大臣の椅子を断ったため、いまだ椅子に座れず、立ったままだ。

ところで、個人的に改造が必要になったのが、ゴルフバッグである。

元は、といえば、ゴルフバッグのフード(バッグの上部にかぶせるカバー)がへたり、破れ、ファスナーが壊れたことから始まる。このフードというのも、まったくゴルフの本質から言って「どうでもいいような」部分である。フード以上の機能はない。しかし、壊れやすいところでもある。

で、フードだけが老朽化した時に、どうすればいいか(つまり、フードだけを買えばいいのではないか)。ネットで調べているうちに、そんなものは簡単には売っていない、ということがわかったのだ。

が、苦心しているうちに、ある有名ゴルフ場の女性キャディさんのホームページに行き着く。そこには、アマチュア・サンデー・ゴルファーには想像が難しい色々な情報があり、キャディバッグについても、多くのページが割かれていた。

本来はそのURLをここに記せばいいのだが、はっきりいって、激しく偏った考え方の部分もあるし、信奉するというより参考にする、という筋合いと思うので、あえて部分的に引用するだけにする。

その女性キャディさんは、バッグ(キャディバッグ)について、


キャディさんとキャディバッグ はキャディさんとお客さまの出会いよりも早いのです。

ゴルフ場で、まず、キャディさんがお客さまを判断する材料はキャディバッグ です。
不謹慎とは思いながらも今日のお客さんは上手かなぁ、下手かなぁと想像するのはキャディとして当然と云えば当然の心理。

と論を始める。


キャディさんはキャディバッグ を見た瞬間、すでにお客さまのイメージを持ち始めます。

勝手なことだとは思いますが、そこでキャディバッグ がいいイメージを与えられるか、悪いイメージを与えるかはその後のラウンドにも影響すると思われます。

上手そうに見える条件というものがございます。キャディさんが憂鬱になってしまうキャディバッグ 、なんていうものもございます。

見た目、上手そうなキャディバッグ は、もちろんキャディさんに好印象を与えちょと調子が悪くても・・・
「あれ?お客さん、今日は調子が悪いのかな?多分、いつもはもうちょっと上手なはず!?」
初めて付いたお客さまであってさえ、なにかがそう思わせてしまうのです。

逆に、見た目、上手そうじゃないキャディバッグ の場合は、
「もう、見た目どおりじゃん!」
「やっぱりね、初めにバッグ を見たときからこうなるんじゃないかと思ってたのよ、」
と必要以上に走り回りながら仕事をすることになるキャディさん。

「あれ?キャディさんぼくのボールどれ?」なんて云われた日には、ああ、もう、勝手にやってくれい、と仕事放棄したくなる一歩寸前で踏みとどまっているのでございます。

と、展開がうまい。


それではどんなキャディバッグ がキャディさんから見て「上手そう」なのか。
決して上手そうに見えなくてもいいよ、と思うゴルファーの方もいらっしゃることでしょうが、まあまあ、そんなことは云わずに、今日1日キャディさんを一人助けると思って聞いてください。

ということになる。

そして、わかりやすく、二つの基本軸で、キャディバッグ論は展開される。

一つは、キャディさんに迷惑なバッグ。つまり「NG・バッグ」論

もう一つは、上手そうに見えるバッグ論。つまり、「プロ的・バッグ」論

まず、NG論から。

1.クラブ入れ、最悪。
  プラスティックの筒。クラブが絡まないよう、以前使われていたことがある。グリップが太いと、さらに困る。

2.アイアンカバー、最悪。
  高額のアイアンの場合、1本ずつにカバーがあり、中にはファスナーが付いているものがある。手間がかかりすぎる。

3.大量のウッド、がっかり。
  老人みたいだそうだ(老人なら許すそうだ)。まあ、クラブの関連性がわからないと困るのだろう。

4.傘は、バッグの外。
  バッグの中に傘を入れておくと、じゃまそのもの。外に付ける所がある。

5.積みにくいバッグ。
  変なデザインで、カートにうつぶせではなく、仰向けに積まなければならない場合あり。

6.整理されていないバッグ。
  番号順にならんでなくて、並べなおすと、番号の同じ違うメーカーのクラブが混じったり・・

7.取りにくい仕切り。
  上中下の三分割ならいいのだが、4分割とか5分割とか・・メーカーの自己満足。


次に、プロバッグ論。もっともNG論の続きみたいなところもある。

1.フードは要らない。
  大変に驚いたのだが、フードが壊れて調べ始めたら、「フードは要らない」ということだ。ほとんどのプロはフードはないそうだ。

2.タオルとキャップ(帽子)を付ける。
  キャップには、クリップマーカーを付けるといいそうだ。さらにクリップマーカーは、自分のホールインワンの記念品がいいようだ。

3.メンバータグを付ける。
  ホームコース(会員権)のプレートとかバッジを付けるそうだ。(持ってない人は、?)

4.ウッドだけにカバーを付けること。
  さらに、同じブランドのカバーにすること(クラブそのもののメーカーは不問)。

5.キャディバッグのブランド
  クラブのメーカーと合わせる必要はない(契約プロじゃないから)が、主たるクラブとバッグのブランドは合わせる。

6.さらに
  使い古した改造ウェッジが1本入っていると、キャディの緊張が増すが、5本もウェッジが入っているのは、やり過ぎ。

いや、上手そうに見せるのも大変である。


abe35249.jpg上記の各基準を自分のバッグに適用すると、全部ではないが、大幅にずれていることがわかる。

安いウッドにそれぞれ違うカバーが付いていたり、アイアンの番手が不連続だったり、並んでないし、そもそも、キャディバッグはアパレル系ブランドだから、主たるクラブとの関連などあり得ない。

傘はバッグの中だし、タオルもキャップもないしメンバータグも、ホールインワン記念のクリップマーカーもない。ウェッジは5本とまでは行かずとも4本。

そこで、福田内閣以上の大改造を決断する。

フードだけ1,000円以下で買おうと思っていた出発点から言えば、超巨大な出費が始まることになる

つづく