雨にも負けず、風にも負けず

2008-03-10 00:00:28 | 市民A
黄砂でクルマが真っ白になる。洗車をしなくても汚れが目立たないシルバーメタリックということで、放っておいたら、さらに砂が蓄積されていき、「鯛の塩釜焼き」みたいになってきたので、週末ついに洗車することにした。それも二台。ガソリンスタンドに関連する仕事をしていた時のユニフォームがあるので、以前、それを着て手早く洗車をしていたら、スタンドの「出張洗車サービス」かと間違えられて、出張を注文されたこともある。以来、ユニフォームはやめたが、普通の人よりは仕事の手際はいいと思う。



しかし、今回は普通の砂汚れではなく黄砂。事前知識では、日本の砂埃より粒子が細かいので、十分に水で流してからスポンジでこするように、ということなので、ホースを水道に取り付け、クルマの高い部分から流していくが、一向に汚れは落ちない。こびりついている。しかたないので、スポンジでこすりながら水をかけることに変更。もうびしょびしょになる。そして仕事中にホースに穴があき、飛び出した水をかぶってしまう。まさに、雨にも負けず、風にもまけず。

おかげで、日曜の予定が押せ押せで1時間半ほど後倒しになり、女子マラソンの中継は後半だけ見ることになり、高橋尚子の失速現場を見ずにすんだ。テレビで観ていると、沿道の観衆の視線は、先頭集団が前を通過しているのに、ずっと後方の誰かを心配そうに追っていた。話を戻す。

黄砂とスギ花粉との関連というのは、黄砂の主成分である微鉱物が花粉の表面を傷つけることにより、アレルギー物質が花粉の粒子の中のほうから染み出すためといわれている。

そして、悪いことばかりじゃなく、この黄砂には多くのミネラルが含まれていて、火山灰で酸性度の高い日本の土壌を中和する役割があるそうだ。確かに日本の野菜はミネラル不足といわれ、日本駐在の外国人はビタミン剤でおぎなっているそうだ。なぜ、ミネラルがというと、中国奥地の砂漠地帯では、地下にあるミネラルを含んだ水分が乾燥した地表に吸い上げられ蒸発する際、水だけが蒸発し、ミネラル分が地上に残留されていくからだ。(だからといって、中国の野菜の方がいい、ということを言っているわけではない)



地図をみると、中国は国土の半分近くが砂漠になっている。台湾の100倍くらいの面積が砂漠。地球温暖化防止が、最も重要な国なのではないだろうか。そして地図を目を凝らしてみていると、青いはずの海も渤海湾や上海の周りには妙な緑色に変色している部分がある。汚染物質垂れ流しなのだろうか。海流はやがて日本にもくる。