Mac風景

2006-12-22 00:00:24 | マーケティング
1c9aa555.jpgここ何回かマクドナルドに行っている。会社から徒歩10分程のところの皮膚科に行くと「液体窒素攻撃」を受ける。親指の関節の固まったばかりのカサブタをメスではがして、液体窒素を5秒ずつ5回押しあてる。激痛のあまり、すぐに事務所に戻れず、帰社の途中にクールダウンの時間が必要になる。「100円あったらマックに行こう」ということで、コーヒーを持って地下の客室に潜る。実際には紙コップのコーヒーを持つ手がうまく機能しないので少し危険。なにしろ、右手の親指を焼くからだ。

したがって、マックに行く時間は、午前10時とか午後3時とかランチの時間ではないのだが、そういう中途半端な時間にマックの地下にいる人たちは、結構、若いスーツの男女が多い。一見、サボっているのだが、他人のことは言えないのはお互い様という感じで、個人主義的態度に徹している。さして旨いとも思えない100円コーヒーで30分くらい座って、突然ガバッと立ち上がり、姿を消す。マックはPC(LAN)が使えるのだが、PCを持って入る人は多いが、積極的に使っている人は少ない。要するに、メールに即応できるようにしているに過ぎないのだろう。平和なスペースだ。二日酔の翌日はルノアールで安静にするのが定番だった時代を、ふと思い出す(もちろんルノアールは今でも存在し、窒素焼きの痛みから回復するまでの時間をそこで過ごすことは可能だが、そういう気分にもならない)。

1c9aa555.jpgところで、12月15日から、”ピタマック冬野菜チキン”という新商品が発売されたらしい。また複雑な割引券が配られている。使用するための理解困難。いつも思うのだが、昼食時のマックは、まず注文のレジに並ぶ間に、メニューの構成を考えるのだが、2時、3時に行くと、列がないので、考える間もなくいきなり注文しなければならない。気のせいかもしれないが、どこでも店員からせっつかされる。後ろに並ぶお客さんもいないのだから、ゆっくり考えさせてほしいのだけど、結局、チーズとチキンとコーヒー計300円などという訳のわからない注文になり、お店の利益に全然貢献できない。

もらった割引券も、割引期間や商品の組み合わせが複雑すぎて、既に、期間が終わったものもある。たぶん、とても店頭で使えないのではないだろうか。・・・と言いながらも、この1枚の紙を最高に有効に活用したらいくらお得になるかを計算したところ、なんと2,360円も割引になることがわかった。定価の合計10,570円に対し、割引価格の合計が8,210円だ。ただし、そのためには、期間中19回の食事をマックに通わなければならないことがわかった。

19回も親指を液体窒素で焼いたら、指がスパイシー・チリ・ドッグになってしまう(店が違うか・・)。