ピストンエンジンは永遠か!な?

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ミッションがグラグラ!?

2007年12月20日 | トランスミッション

人気blogランキングへ  わりと暖かい。

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日時   12月28日20時~

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会費   お一人様 ¥4,200(税込)
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ハーレーダビッドソンの4速ミッションは、赤矢印のプレートを介してフレームに固定してあります。

そのプレートは緑矢印のボルトで固定してあります。

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画像はショベルエンジンの時代のフレームですが、4速ミッションのスイングアーム フレームはおおよそ共通と思われます。

赤矢印の前側マウントはナット付きのボルト、緑矢印の後ろ側マウントはフレームにネジが切ってある、いわゆる”タテコミ”といわれる方法。

青矢印はミッションケースの右側を固定するためのタブ。長穴になっているのは、プライマリードライブカバーがブリキ製の時代にはチェーンアジャスターがないため、トランスミッションを前後に動かす必要があったときの名残。

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クローズアップすると、雌ネジが切ってあるのが分かると思います。

この上にプレートが載って固定してありますけれど、ボルトが緩んだまま使い続けると、トランスミッションには大きな力が掛かりますので、当り面どうしが擦れあって磨耗し更にネジの緩みは進んでしまいます。

その症状が進むと、ネジ山まで痛んでしまうことがあるようです。

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ダメになったのがボルトだけであれば交換するだけの簡単なことですが、フレーム側の雌ネジが壊れた対処方法としては、最終的にはフレームを一部だけに交換すれば、どんな悪い状態になっていても修理は可能ですけれど、かなりの大掛かりな作業になります。

ネジだけ直すのであれば、リコイルとか径のオーバーサイズも可です。

更に簡単な方法を考えてみましょう。

上の画像の短いボルトは、パーツリストに記載されている1941~1977年まで適合するサイズ、つまり3/8(約9.5mm)径の24山のネジで長さは11/4インチ(約28.5mm)。

ミッションプレートの厚さは1/2インチ(約13mm)ですから、画像のような位置関係になります。

画像の約10mmほど長いほうのボルトを使って、根本的な修理とは言えないまでも対処してみましょう。

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まず奥までタップを入れてみました。

使われていなかったネジ山に付いた汚れは取れましたが、金属くずは少ないので奥のほうまでネジ山はあるようです。

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撮影してみると、目で見るより現状を把握できました。奥までネジ山があるのを確認できます。

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実際に使う”長いボルト”を可能な限り入れてみて、赤両矢印の寸法がミッションプレートの厚さより小さければ安心できます。

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