新年早々、あまりキレイではないものをお見せして恐縮ですが、冬の時期はバイクネタも枯渇していますので・・・・。
エンジンオーバーホールといっても理由は様々かもしれませんが、今回のケースは排ガスが白煙ということで分解してみますとピストンは堆積したカーボンがオイルでウエット状態でした。
燃焼室もご覧の状態で、特にINバルブにオイルの付着が多いことからオイル下がりの症状がひどいと思われます。
オイル下がりはステムシールの劣化によることが多いのですが、インテークポート内は負圧になるのでシリンダーヘッド内のオイルがバルブステムとバルブガイドの間の隙間を通って燃焼室内に落ちてしまいます。
バルブのカーボンを落としてみると、バルブフェイスはカーボンの噛み込みにより虫食いが、特にEXバルブが酷いことになっています。
燃焼室もカーボンを清掃してみればバルブシートがバルブ同様に虫食い状態です。バルブシートの当たり面の幅も広くなっているので擦りあわせだけでは済みませんから次はバルブフェイスとシートのカット作業になります。
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