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アンモニアが燃料に

2011年02月13日 | 代替エネルギー

タイトルはハイドロフューエルだが、登場紳士が”アンモニア”と言っているのが聞き取れるだろうか。

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水素の英語名 hydrogen は、はじめフランス語で hydrogène と命名され、「水を生ずるもの」を意味する。これはギリシア語の hydôr,δωρ (水)と gennen (発生)を合わせた「水を生じるもの」という意味の合成語である。(ウイキペディア

”ハイドロプレーニング現象”という表現などでは”水”という意味で使われるが、”ハイドロフューエル”では水素になり、これはアンモニアがNH3であり、そのまま燃えることからガソリンなどの化石燃料と区別するための表現だと思われる。

ドイツのフリッツ・ハーバー、カール・ボッシュによるこの方法は、「水と石炭と空気とからパンを作る方法」とも言われた。小麦の育成には窒素分を含む肥料の十分な供給が不可欠だが、痩せた氷河地形で土壌が未発達な土地が多いドイツでは、小麦の栽培は困難で、主要な穀物生産は硝石などの海外産窒素肥料の輸入によるか、痩せた土壌に強いライ麦に頼る、あるいは穀物の代替品として新大陸産のジャガイモに頼らざるを得なかった。
本法によるアンモニア合成法の開発以降、生物体としてのヒトのバイオマスを従来よりもはるかに多い量で保障するだけの窒素化合物が世界中の農地生態系に供給され、世界の人口は急速に増加した。現在では地球の生態系において最大の窒素固定源となっている。(ハーバー・ボッシュ法:ウイキペディア

ちなみにあのBoschはロバート・ボッシュ。アンモニアはさほど身近な存在ではないと思われていあるかもしれないがそうではなく、現在でもアンモニアの製造には人類の使うエネルギーの数パーセントが使われているそうだ。

20110128_06_3

多大なエネルギーが使われるのは大量のアンモニアを製造しているからだけではなく、ハーバー・ボッシュ法が高温高圧を必要としているためでもあるが、日本人の研究者がルテニウム触媒による製法を確立させただけではなく、東京大学の西林仁昭准教授らは、低エネルギーでアンモニアを合成する新しい手法を開発している。これが実現すれば、アンモニアをエネルギー源とした循環型社会を作ることも夢ではないという。

従来のエネルギー媒体である石油や石炭、天然ガスといった化石燃料は炭化水素ですから、燃料として利用すれば二酸化炭素が排出されます。二酸化炭素が地球温暖化にどれくらいの影響を与えているのかはまだ不確かな点も多いですが、化石燃料がいずれ枯渇するであろうことは確実です。
次世代のエネルギー媒体として、水素を用いるという考え方もあります。水素を燃やして出るのは水ですから、環境には理想的ですが、一番の問題は貯蔵と運搬です。はたして、何百気圧もの水素ボンベを積んだ自動車を走らせることができるのでしょうか? 事故が起こったら、おそらく周囲数十メートルが吹っ飛ぶことになるでしょう。貯蔵・運搬の問題を解決しないと水素は使えません。
それを解決するのがアンモニアではないかと考えています。アンモニアの化学式はNH?で、水素の割合が多いですし、室温でも8.5気圧程度加圧すれば簡単に液化します。液化すれば、ガソリンと同じように貯蔵・運搬も容易です。また、アンモニアは空気中に含まれる窒素から合成されるわけですから、資源が枯渇する心配もありません。(ttp://wiredvision.jp/blog/yamaji/201101/201101281403.htmlより抜粋を転載)

冒頭の動画と今回の記事に直接の関係はないが、合成ガソリンとともにもう一つの可能性に期待を持てるのかもしれない。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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8.5気圧ならばタクシーなどのLPG燃料車両は代替が... (Unknown)
2011-02-13 08:34:01
8.5気圧ならばタクシーなどのLPG燃料車両は代替が容易ですね。
スタンドを増やす事を考えると合成ガソリンの方に分がある様ですが。

液化水素燃料のトラックをクロネコヤマトに貸し出して実験していたメーカーがありましたが、
開発の方に話を伺ったところ低温による配管ジョイントのシール不良や金属の弾性が失われて振動でクラックの発生し燃料漏れが頻発したそうです。
据え置きの発電機ならともかく走行するものだと厳しいと。
対策を施すと重量の増加が激しく、積載重量が著しく減ったそうです。
あと1台2億円(2t車)。量産化してもコストダウンが見込めないから頓挫。
国で予算が出たからやってた云々とかなんとか言ってました。
返信する
名前が抜けました。失礼。 (743mg)
2011-02-13 08:34:37
名前が抜けました。失礼。
返信する
液化水素は水素脆性も難問ですし、インフラも難し... (ピストン)
2011-02-14 00:31:02
液化水素は水素脆性も難問ですし、インフラも難しそうですね。
アンモニアは燃料電池にも使えるし、まだ一歩近づいたところでしょうけれど
家庭に太陽光で合成できるシステムができれば・・・。
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