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動かすのに重く感じるほどリアブレーキが引き摺っていましたので、パッドを外してみたら斜めに磨耗していました。
パッドは何処のメーカーか分かりませんが、明らかに社外品ですね。
左の純正品にはアンチスクイークシムなのか、薄い板が付いています。アンチスクイークシムはローターの回転方向に角度をつけるものなので遮熱板というべきか、タダのスペーサーなのか。
左の社外パッドの赤矢印は、ドコカに強く当っていた痕跡があります。
キャリパーを良く見てみると、赤矢印の部分にヤハリ強く何かが当っていた痕跡があります。
つまり、パッドとキャリパーが部分的に干渉していたのでした。
パッドが平行に磨耗しなかったのは、左の図のように①が干渉してパッドが斜めになってしまい、次第にそれなりに減ってしまったのでしょう。
パッドが完全に今の形状になる前(パッドが新しい時)は、キャリパーピストンに不均衡な力が掛かり、結果としてはブレーキの戻りが悪くなります。
実は以前からこの車両のパッドが斜めに磨耗していたのは判明していたので、干渉していた部分を研磨して応急処置をほどこしたのですが、コレが更にまずい結果を招いてしまいました。
つまり、右の図のようになってしまい左の図と逆になりますが、結果は同じブレーキの引き摺りです。
パッドのバックプレートの形状は純正品も社外品もほぼ同形状ですから、純正品のアンチスクイークシムのような黒い板は”スペーサーとしてなくてはならないもの”でした。
ワタシは昔からオイルフィルターは純正派で、社外品は決して使いません。ブレーキパッドは社外メーカーの方が性能が良いものも中にはありますけれど、実績(自身において)のないものを使う場合は、カナリの注意が必要です。