ピストンエンジンは永遠か!な?

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スプロケットボルト

2006年06月01日 | ネジ

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2次駆動がベルトになってからは、こういったチェーンスプロケットは縁がなくなりましたが、ショベリジなどにはヤハリこれが似合います。

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ボルト穴がスッカリ座屈しています。

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裏側を見ると穴が楕円になっているのが分かります。

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①は緩めようとしたら見事に折れました。でも②のようにナットが空回りするより手間が掛かりません。空回りしてしまったら、このようにボルトの頭をカットするしかありません。③は無事であったボルトです。

青矢印ボルトとナットの座面が変形しています。緑矢印はハブのフランジとスプロケットに痛めつけられて磨り減ってしまっています。

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どうしてコンナになってしまたのか考えてみると、ナットはナイロンナットを使っているのでボルトとナットは緩みずらいので、

  1. 矢印①から繰り返し荷重が掛かる。
  2. ②が座屈する。
  3. 座屈により③の締結力が減少。
  4. ④の摩擦力が減少。
  5. ⑤に荷重が掛かる。

一度緩むとボルトとナットの座面にも複雑な荷重が掛かるとも考えられます。すると更に悪循環で締結力の減少は進み、ガタガタになってしまいますね。

幸い運転中にボルトが折れて大事故にならずに済みましたけれど、この場合はスプロケットとボルトの交換という作業になりました。日頃の点検は大事ですよ。