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スプロケットの磨耗具合の判定について、リクエストがありましたのでココで考察してみます。
尚チェーンの伸び(11月30日)の記事の補足にもなりますのでコチラもご覧になってください。
このスプロケットは11月30日にも登場していますが、これなどは既に交換時期を過ぎていますね。矢印の方向に荷重が掛かりますので、特にアルミスプロケットでは危険な状態です。
歯先が尖っている?
これなどは一見まだまだ使えそうなスプロケットです。
しかし、”日本の常識”では”先端が尖ったら交換”でしたね。これなんかケッコウ尖って見えます。
ところが青矢印は磨耗が始まっていますが、緑矢印の先端は擦られた形跡もありません。
赤矢印の磨耗はアライメントが狂っていたのを物語っています。
スプロケットとチェーンの噛合いを観察してみると、スプロケットの歯の先端は(この程度の磨耗状態では)チェーンに接触もしません。
日本製のスプロケットと較べてみると、矢印のところが2mmも長いのです。
ワタシも「ハーレーのスプロケットって尖っているよな~」といつも思っていました。
長ければ、その形状から尖って見えるのは当たり前でした。
スプロケットが磨耗するとドンナ影響があるのでしょうか?
磨耗しても両矢印の距離は変りませんね。
11月30日の記事でも紹介しましたが、伸びたチェーンは緑矢印の方向に引っ張ていても、赤矢印のように浮いてしまいます。
つまり、青両矢印のピッチは変りませんけれど、緑両矢印のピッチは大きくなりますので、赤丸で示す荷重の大きさが均等に掛からず集中してしまいます。
この事により、伸びたチェーンの使用はスプロケットの歯の磨耗が加速度的に大きくなるのです。
結論
アメリカ製のハーレーのスプロケットは最初から尖っているものが多いので、”日本の常識”は必ずしも当てはまらない。
スプロケットの磨耗はチェーンの磨耗ほど互いに与える影響は少ない。
スプロケットを交換する場合は伸びたチェーンは必ず交換したほうが良い。
*今日の記事でも「ココまで減ったら交換」というような明確な答は出ませんでしたが、新しい事実も発見できました。今後とも宜しくお願いします。