ピストンエンジンは永遠か!な?

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マフラーの容量

2006年06月07日 | マフラーの容量

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マフラーの容量と言う掲示板の記事を読んでいたら、2003年のJAIさんの書き込みもある記事がリンクしてありました。

あの頃は熱かったんですね!(笑)

思えばワタシもブログランキングの順位をキープするために?毎日重箱の隅を突付く記事を書いていますが、段々と当たり障りの無いような記事になっている気がします。

掲示板に投稿しても良いのですが、折角のブログネタですし・・・・・。

ここでチャレンジをしてみましょうか!墓穴を掘りそうな気もしますが・・・。

マフラーの容量?

それは大きければ大きいに越した事はありません。

マフラーの役目は今や消音だけでなく、環境保全のために有害物質の排出防止も担っています。

それでは消音はどういう風にされているのでしょうか?

エンジンの燃焼室で燃焼されたガスは高温・高圧です。これをイキナリ大気に放出すると、一気に膨張して大きな爆音がいたします。一番最初に騒音規制が始まったのはヤハリこの爆音を轟かせた輩が多数居たからなんですね。ワタシが目撃したのも4気筒のエキパイだけで走っていたのがいましたから。

S10_6

話が飛びますが、初期の4サイクルGPレーサーなどはメガフォンマフラーでした。流体の抵抗が少ないのはこのようなテーパー状のパイプです。ピークパワーの追求にはこれが一番効率が良いのでは?

最近のモトGPなどではエキパイもテーパー形状をしているとも聞きます。(コストはバカ高い?)しかしこれでは消音効果は全くなく、むしろエキパイだけよりも大きな音になるでしょうね。

リバースコーンが付くと音も割れないで、その反射波?のお陰で中速も改善されます。ワタシの最初の”シングルレーサー”はこれを手造りしました。リバース部分の大きさが1mm単位の変更で色々変ります。

ボアスルーサイレンサーは4気筒エンジンには広く使われ、近接騒音99db規制にはこれでも対応できます。サイレンサーの長さや径、内部のパンチングの穴の数や大きさを変えることにより様々な設定が可能で、今や騒音規制のあるロードレースでも使われているように、パワーの点でも問題はありません。

パンチング部分で高音を吸収するため低音が出やすく、外観が違ってもハーレーにも同じような構造のものも数多くあります。アイドリングで静かでも、フカスと極端に音が大きくなるのは内径が大きすぎるためですね。ビッグツインは4気筒と違ってピストン径(ボア)が大きいので、特にそういう現象になります。

スーパートラップはボアスルーサイレンサーの後部にディッシュ形状の板を重ね、隙間から排気して消音させる構造ですが、4インチ以上でないと明らかにハーレーでは役不足です。

4インチでも汎用を使った短いものではボアスルー部で消音しきらないので、音を小さくさせようとするとディッシュを減らさなくてはならず、4枚以下では詰まってしまって走れません。

エボビッグツインでは最高出力回転数が5000rpmなので、測定回転数がその75%という規定ですから3750rpmになり99dbでも厳しいですね。

続きます。


ダイアフラムスプリング クラッチ③

2006年06月07日 | クラッチ

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’04’05のデュアルディスクモデルのリコール情報がUS05 1200Rさんのブログに掲載されています。暫らく前からトラブルが多発していたわりには対応に時間が掛かりましたね。軽い症状では大した事はありませんが、中には急に抜けてしまう事もあるようで、事故が起きる前に対処したいものです。

S9_8

これは’83年のFLのクラッチです。ご覧のようにコイルスプリングなので矢印のアジャストナットで、スプリングのセット圧を変えることができます。(その代わりプレッシャープレートに掛かる反発力を均一にするのが厄介)

S5_30

クラッチレバーの操作力はダイアフラムのように<奥まで握って保持>でも軽くなりません。

その代わり自然なタッチは今でも好む方が多く、ダイアフラムの操作力の観点では理想的な特性は、クラッチをミートさせる時の独特なフィーリングを生じさせ嫌う方もいるようです。

S4_36

これは’98年以降のクラッチです。ダイアフラムを固定するリテーナーリングが’90年からスナップリングになってから、スクリューによる固定に復活です。これなら特別なSSTは不要ですね。

矢印は00と刻印してありますが穿った見方をすると、パーツリストにも記載はないのですが、セット高違いのモノも考えられていたのかもしれません。

でも、そうするとフリクションプレートが半永久的に使用可能になってしまうかも。

S6_18

チョットばらしてみました。矢印のスクリューはM6です!工具サイズも10mm。

S3_45

間が抜けていますが、歴代のフリクションプレートを並べてみました。

それにしても、’84~’89のが幅が狭い。

S2_56

スクリーミン イーグルのラベルが付いています。6枚で1セットです。注文する時には気をつけないと「6枚なので注文数を6」とすると6枚でなく6セット来てしまいます。

スクリーミン イーグルというブランドはマフラーとかハイパフォーマンスパーツのイメージがあり、アイテム数も膨大ですけれど、以前は2軍的?要素があり、古い純正部品の市場性があるものを売っていました。

’84年からクラッチは大幅に近代化されたのですが、フリクションプレートが6枚しかなく、しかも幅が狭いときているので、以前は「滑り」に苦労したことがありました。

メーカーも容量不足には対処して、’90年からは8枚に増やされ、更に’98年からは9枚になりました。その度にハブやシェルも変更になっています。