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マフラーの容量と言う掲示板の記事を読んでいたら、2003年のJAIさんの書き込みもある記事がリンクしてありました。
あの頃は熱かったんですね!(笑)
思えばワタシもブログランキングの順位をキープするために?毎日重箱の隅を突付く記事を書いていますが、段々と当たり障りの無いような記事になっている気がします。
掲示板に投稿しても良いのですが、折角のブログネタですし・・・・・。
ここでチャレンジをしてみましょうか!墓穴を掘りそうな気もしますが・・・。
マフラーの容量?
それは大きければ大きいに越した事はありません。
マフラーの役目は今や消音だけでなく、環境保全のために有害物質の排出防止も担っています。
それでは消音はどういう風にされているのでしょうか?
エンジンの燃焼室で燃焼されたガスは高温・高圧です。これをイキナリ大気に放出すると、一気に膨張して大きな爆音がいたします。一番最初に騒音規制が始まったのはヤハリこの爆音を轟かせた輩が多数居たからなんですね。ワタシが目撃したのも4気筒のエキパイだけで走っていたのがいましたから。
話が飛びますが、初期の4サイクルGPレーサーなどはメガフォンマフラーでした。流体の抵抗が少ないのはこのようなテーパー状のパイプです。ピークパワーの追求にはこれが一番効率が良いのでは?
最近のモトGPなどではエキパイもテーパー形状をしているとも聞きます。(コストはバカ高い?)しかしこれでは消音効果は全くなく、むしろエキパイだけよりも大きな音になるでしょうね。
リバースコーンが付くと音も割れないで、その反射波?のお陰で中速も改善されます。ワタシの最初の”シングルレーサー”はこれを手造りしました。リバース部分の大きさが1mm単位の変更で色々変ります。
ボアスルーサイレンサーは4気筒エンジンには広く使われ、近接騒音99db規制にはこれでも対応できます。サイレンサーの長さや径、内部のパンチングの穴の数や大きさを変えることにより様々な設定が可能で、今や騒音規制のあるロードレースでも使われているように、パワーの点でも問題はありません。
パンチング部分で高音を吸収するため低音が出やすく、外観が違ってもハーレーにも同じような構造のものも数多くあります。アイドリングで静かでも、フカスと極端に音が大きくなるのは内径が大きすぎるためですね。ビッグツインは4気筒と違ってピストン径(ボア)が大きいので、特にそういう現象になります。
スーパートラップはボアスルーサイレンサーの後部にディッシュ形状の板を重ね、隙間から排気して消音させる構造ですが、4インチ以上でないと明らかにハーレーでは役不足です。
4インチでも汎用を使った短いものではボアスルー部で消音しきらないので、音を小さくさせようとするとディッシュを減らさなくてはならず、4枚以下では詰まってしまって走れません。
エボビッグツインでは最高出力回転数が5000rpmなので、測定回転数がその75%という規定ですから3750rpmになり99dbでも厳しいですね。
続きます。