人気blogランキングへ 今日の秋晴れは暑いくらいでした。
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オイルリークは人災?
今日修理した2003年ファットボーイは矢印のところからのオイルリークが止まらなかったそうです。
以前にプライマリードライブの何処かを修理して以来直らず、インスペクションホールのカバーまで交換したけれど「お手上げ」で、サジを投げられてしまったそうです。
インスペクションホールから覗いてみると、矢印のところに”あるべきガスケット”が見えません。
その”あるべきガスケット”は入れ忘れたわけではなく、カバーを外した際に落ちてしまったようです。プライマリーカバーの中から見つかりました。
というのは、プライマリーカバーのガスケットは厚いペーパーガスケットで、手に持っている”あるべきガスケット”はメタルガスケットなのです。
ペーパーガスケットの厚さは1.58mmで、
メタルガスケットは1.0mmですから、貫通しているスクリューを抜くと落ちてしまうのは当たり前です。
1997年からプライマリーカバーは回りだけでなくこの2箇所も固定して、共振音の発生を抑えているようです。
幸いにカバーは変形していないようです。
原因はガスケットの誤用だけでなく、破線を軸にギッタンバッコンしています。
その原因はカバーの精度にあり、2次加工していないからなのか、メッキの付き具合なのか赤矢印の方が、緑矢印より高くなっていて面が平らではないのですね。
カバーの面が平らでないのは最初からで、ガスケットの誤用の前まではオイルリークが無かったのですから、これは多分、2つの原因が複合して発生したものと思われます。”あるべきガスケット”が薄いため、インスペクションカバーのスクリューを締めると、オイルリークした場所は隙間ができてしまったのでしょう。
しかし、ミスの上塗りはしたくないものです。
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