「聯合ニュース」 2023.08.07 17:17
■在日コリアン劇団が演じる望郷の物語「風の声」 韓国・釜山で25日から
【ソウル聯合ニュース】日本の大阪をベースに活動する在日コリアンの劇団「タルオルム」は7日、演劇「風の声」を25~27日に韓国の釜山北区文化芸術会館で上演すると発表した。
【写真】演劇「風の声」のポスター(タルオルム提供)=(聯合ニュース)
在日コリアン2世の作家、金蒼生(キム・チャンセン)の長編小説「風の声」を基にしたこの演劇は、「済州島四・三事件」のためにふるさとの韓国・済州から日本に逃れた双子の姉妹の望郷の物語だ。朝鮮半島出身者が多く暮らした大阪の「猪飼野」と呼ばれた地区に住む主人公が、差別を乗り越え在日同胞として堂々と生きていく姿も描く。
タルオルムは、日本の右翼団体による朝鮮学校の襲撃事件や在日コリアンが多く暮らす京都府宇治市のウトロ地区を舞台にした演劇を上演してきた。
同劇団の関係者は「在日同胞と日本人俳優たちが国と民族を越えて共演する」として「暗い時代を気丈に生き抜いた祖先に対する鎮魂の舞台になるだろう」と説明した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます