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2015.06.30 「雁坂トンネル無料化実験、7月1日~11月30日」 を書いていました。
但し「無料化実験」というのは私が勝手に呼んだだけで山梨県には社会実験などという思いは無かったようです。

この結果は気になっていたのですが、産経新聞山梨版が2015年12月5日記事で 「スバルライン通行量82%増 無料化効果、雁坂トンネル50%増 山梨」 として報じていたことに気付きましたので記録しておきます。

雁坂トンネル有料道路は(2015年)7月1日~11月30日の153日間、全車両を対象に無料化を実施。期間中の通行総台数は33万4912台で、前年同期(22万3070台)比で約50%増えた。
 平日は同約35%増、休日は同約68%増で、特に休日の普通車は約73%増と、効果が大きかった。
 県道路整備課は「事業の効果や国の交付金配分を見極め、来年度の実施を判断したい」としている。

6月末に無料化記事を書いた時にも関係先は確認したのですが、山梨県道路公社雁坂トンネル有料道路管理事務所や山梨県庁サイトの広報記事には書かれていなかったことが、産経新聞記事で分かりました。
『国の交付金配分』とは何だろう? この事業も国からカネが来ることになったので実施しただけだったのでしょうか?
産経新聞記事は山梨県県土整備部道路整備課 の発表だったようですが公式記事は見つかりませんでした。通行総台数はトンネル通過の往復合計だろうと思います。

私は7月から10月にかけて、多摩地区や埼玉方面への出張で3回利用しました。この方面への出張は帰りが夜中になると圏央道-中央道を利用するのが常ですが、今回1度だけ明るいうちに熊谷から140号線(雁坂ルート)で戻りました。夜の「彩甲斐街道」(埼玉側140号線)は走りたくないのです。
道の駅みとみや料金所でも、私が期待していたアンケートらしいものはありませんでしたので、料金所の通過車数を調査している程度なのかなと思った記憶があります。

車で通行可能な平行道が無い「国道」140号線を利用するのに山梨県が金を取る理由が私には理解できませんが、これからも利用すると思います。
西関東連絡道は雁坂トンネル先の埼玉県側が完成しない限り山梨県側だけでは無意味な国策公共事業でしょう。しかし山梨側ではそれをやらなきゃならない事情があるのは哀しいものです。
せめて「社会実験」としてアピールするような行政であって欲しいと思った産経新聞記事でした。



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