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2024年06月03日 18時29分 鈴木康友新知事とJR東海社長が5日初めて面会へ(NHK静岡 NEWS)

 鈴木康友新知事とJR東海の丹羽俊介社長が、5日、初めて面会することになりました。
 県が着工を認めていないリニア中央新幹線を巡り、鈴木知事がリニア推進の立場を掲げる中で、これまで異を唱え続けてきた川勝前知事と姿勢が違うのか、どのような意見が交わされるのか注目されます。

 リニア中央新幹線を巡っては、7年前の2017年に、川勝前知事が異を唱え始め、これまで県内での着工を認めず今も議論が続いていますが、新たに鈴木知事が就任したあと、JR東海の丹羽社長は、「新知事が誕生し、また一段と密接に意思疎通をしていきたい。1日も早く静岡工区を着工したい」などと述べていました。
 こうした中、県は、丹羽社長が、5日、県庁を訪れ、鈴木知事と初めて面会すると発表しました。

 鈴木知事は、選挙戦でリニアの工事推進を訴えた上、5月29日の就任会見でも、川勝前知事がJR東海に中止を求めていた山梨と静岡の県境付近のボーリング調査について、「調査なくして前には進めない」と述べ、調査を容認する考えを示しています。

 面会は非公開で行われますが、鈴木知事がリニア推進の立場を掲げる中で、これまで異を唱え続けてきた川勝前知事と姿勢が違うのか、どのような意見が交わされるのか注目されます。

 また、この面会を前に、鈴木知事は、4日、斉藤国土交通大臣とも都内で面会する予定で、これまで対立してきた国との関係も再構築したい考えです。
 
NHK記事の一部を太字にしたのは失礼かと思いますか、記事の最後に書かれた 『これまで異を唱え続けてきた川勝前知事と姿勢が違うのか、どのような意見が交わされるのか注目されます。』 に注目しました。

私は 川勝平太氏がリニア中央新幹線に反対する立場で意見を述べておられたのでは無い、南アルプス山系と大井川を維持してリニアを通す、その為には何を、いかにすべきか、考え続けておられたと思っています。
偶然ですが、2024年5月9日の日本経済新聞 に気が付きました・・・
静岡・川勝知事が退任、「リニアは黄信号」議論継続訴え

 静岡県の川勝平太知事が9日で辞職した。不適切発言もあり4期目の任期を1年以上残して退く。同日の知事として最後の記者会見では15年の県政を「危機管理最優先で取り組んできた」と振り返った。着工を阻む姿勢を貫いたリニア中央新幹線の静岡工区については「黄色信号」と表現し、検討を重ねるべきだとの持論にこだわった。
   
 午後2時、県庁内で開いた記者会見の冒頭で「慣れない(知事の)仕事で心配もかけたが協力・支援してもらえた」と県民への感謝を述べた。15年の県政で「県民の命と財産の保全が一番の仕事だった」と語り、2009年の駿河湾地震や21年の熱海土石流災害に触れつつ犠牲者に弔意を示した。  
   
 4期目に向けた21年の知事選では南アルプスの水資源がリニアの地下トンネル工事で失われるとし、「命の水を守る」と訴えて当選。リニアを巡ってはその後、環境保全や残土処分など論点を広げ、着工を認めなかった。  
   
 JR東海は3月下旬、静岡工区の着工ができないことを理由にリニアの東京・品川―名古屋間の27年開業を事実上断念した。静岡工区の工事を監督する国のモニタリング会議の設置などを含め、川勝氏は「公約を達成できた」と辞職を判断した理由に挙げた。  
   
 リニア工事については「(23年12月に)国の有識者会議が出した報告書でマイナスの影響も明らかになった」と強調。「黄色信号がともった」との認識を示し、「安全に立ち止まるか強引に突っ込むか、岐路に立っている」と引き続き慎重に検討すべきだとの考えを強調した。  
   
 今後は「仙人になる」と話し、政治活動はしないとする。「本がたくさんある。山にこもって本を読んだり、修行する」と語り、小林一茶に関する童謡も口ずさむなど、政治経験のない学者出身の知事として最後まで「川勝節」を見せた。  
   
 川勝氏は2009年7月に初当選した。就任直後に静岡空港に就航していた日本航空の福岡便を巡り、搭乗率が低い場合に県が負担していた支援金を見直すと発言。全国学力テストで国語の成績が悪かった県内の下位100小学校の校長名を公表する意向を示すなど、対立もいとわない「劇場型政治」が特徴だった。  
   
 13年に富士山が世界遺産になり、14年にも南アルプスがユネスコのエコパークに登録されるなど県の発信力を高めたと評価する声もある。15年間の思い出を問われ、「いつも富士山と共にあった」と述懐する場面もあった。  
   
 産業政策では大都市間の交通アクセスの良さを生かして県内陸部を開発する「内陸フロンティア構想」など独自色も打ち出した。やり残した懸案としては英語で授業する教育機関の県内創出、中部各県と連携した観光プロモーションの推進をあげた。  
   
 4期目には自慢の弁舌がしばしば不適切発言につながった。「あちら(御殿場市)はコシヒカリしかない」と特定地域を差別するような発言で、21年には県議会で県政初の辞職勧告決議案が可決。4月2日の突然の辞意表明も、前日の入庁式での職業差別とも取られかねない発言に県内外から批判が集まったことが引き金となった。


【長文なので最後の記事だけ】

 午後5時ごろ、県庁の正面玄関で職員らに見送られながら県庁を去った。車に乗り込む前、県民への一言を聞かれると笑顔で「ありがとうございました」とだけ答えた。


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2024年6月1日 自民・茂木幹事長、中部横断道未着工路線に「早期の取り組み必要」 山梨県北杜市を視察(産経新聞)
 山梨県北杜市の上村英司市長は1日、同市を視察した自民党の茂木敏充幹事長に、未着工の中部横断自動車道の長坂(北杜市)~八千穂(長野県佐久穂町)間の早期事業化などを要望した。茂木氏は「必要なことは、事業に早期に取り組むことだ。しっかり連携して対応していきたい」と語った。

 茂木氏は、中部横断道の「高根インターチェンジ(仮称)」建設予定地に近い「道の駅南きよさと」で、長坂~八千穂間の計画についての説明を受けたほか、関係者からの早期開業への要望を受けた。上村市長は「災害時の代替路の確保や長期孤立を回避することなどに加え、山梨県の観光や農業の活性化に貢献する」と、長坂~八千穂間の開通の意義を強調した。

 農地視察では、農業関係者が、農林水産省が打ち出している水田活用の直接支払交付金の厳格化によって、労力や経費が増額しており、農業経営を圧迫していることを訴えた。茂木氏は厳しい状況を理解したとしたうえで、「まじめに取り組んできた農家が不利益を受けないような制度にしていく必要がある」と語った。
中部横断道の長坂~八千穂地域に関する記事を久し振りに読みました。
中部横断自動車道、これまでの記事を整理する予定です。

記録していた記事
 2019-11-24 中部横断自動車道(長坂~八千穂)、長野県と山梨県での方法書審議報告

 2019-07-31 【行政情報索引】 中部横断自動車道(長坂~八千穂)

国土交通省 甲府河川国道事務所が 中部横断自動車道(長坂~八千穂)サイトで多数の記事を掲載しています。
長坂~八千穂の状況について確認したいと思います。


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