2024年06月11日 15時45分
富士山周辺の交通システム検討 住民と意見交換会 山中湖村(NHK甲府)
富士山周辺の持続可能な交通システムについて議論を深めようと、県は11日、ふもとの山中湖村で少人数での意見交換会を開きました。
富士山のふもとから5合目までの交通手段について、県はLRT=次世代型路面電車で結ぶ「富士山登山鉄道構想」を掲げ、県内各地で説明会を開いてきましたが、ふもとの自治体から「電気バスで十分だ」という声が上がるなど、意見が分かれています。
こうしたなか、県は住民の意見を直接聞いて富士山の交通システムの検討に生かそうと、11日、山中湖村で少人数での意見交換会を開き、村民など4人が参加しました。
意見交換はおよそ1時間半にわたって非公開で行われました。
県によりますと、参加者からは登山鉄道が地域振興につながるのではないかと構想に期待する意見が出された一方で、鉄道の整備が富士山の自然環境を壊すことにつながるのではないかとか、鉄道以外の方法をきちんと検討すべきでないかなどといった意見が出されたということです。
県知事政策局の石田幸司主幹は「登山鉄道構想は富士山の信仰や自然環境を守るための取り組みであると一定の理解が得られたと思う。登山鉄道構想を地域住民がどのように受け止めているのか理解しながら、今後、構想を進めるうえでの課題についても把握していきたい」と話していました。
意見交換会は11日から来月9日まで、富士山周辺の6市町村で行われる予定です。
山梨県知事政策局富士山保全・観光エコシステム推進グループ 更新日:2024年6月10日
持続可能な富士山のための新交通システム 意見交換会について 世界文化遺産・富士山の自然と歴史的文化的価値を後世に残し、より良い姿で未来につないでいくため、持続可能な富士山のための新交通システム 意見交換会を開催します。
【以下引用省略、会場は9か所で24班に分けて意見交換会です】
NHKの06月10日記事を確認・記録していたのですが、本日06月11日の記事が掲載されましたので追加掲載しました。
7月9日まで県内市町村で意見交換会との事ですので各地報道機関の記事も注意したいです。
2024年06月10日 09時23分
山梨県が富士山周辺の交通システムについて意見交換会開催へ(NHK甲府)
富士山周辺の持続可能な交通システムを探るため、県は、地元の市町村で少人数での意見交換会を開くことになりました。
富士山の5合目への交通手段について、
県は「LRT=次世代型路面電車」を新設する「富士山登山鉄道構想」を掲げていますが、
ふもとの自治体からは「電気バスで十分だ」という声が上がるなど、意見が分かれています。
県は、これまでこうした自治体で説明会を開いてきましたが、住民からの声を直接聞き、持続可能な交通システムの具体的な検討に生かそうと、少人数での意見交換会を新たに開催することを決めました。
意見交換会は (2024年06月)11日から来月9日までの期間、富士吉田市や富士河口湖町など富士山周辺の6市町村であわせて24回行われます。
「持続可能な交通システム」をテーマに、毎回、県職員が6人前後の住民から意見を聞いたり、質問に答えたりするということで内容は後日、県のホームページなどで公表したいとしています。
参加の申し込みは、県富士山保全・観光エコシステム推進グループが電話で受け付けていて、県は「多くの知恵を借りながら富士山のための新しい交通システムについて最適解を見つけたい」としています。