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【鮫川村焼却炉】バグフィルターの限界、爆発事故による汚染拡散~裁判で見えてきた国の隠蔽体質(NO BORDER 2014年12月11日 鈴木博喜氏の記事)
環境省が放射能汚染廃棄物の焼却炉建設・稼働を進める事業で、福島県鮫川村地域地権者との間に生じた事案の裁判を通して見えてきたもの。それを詳しく報じている記事です。12月10日に開かれた操業停止に関する第3回審尋について。
2014/10/17 【福島】鮫川村―焼却システム操業停止仮処分 第2回審尋(裁判)後の記者会見(動画)(IWJ Independent Web Journal 2014/10/17)この記事は10月17日の第2回審尋なので鈴木博喜氏の記事と併せてリンクしておきます。

鮫川・汚染問題を考える会 『福島県東白川郡鮫川村青生野地区に環境省直轄の焼却施設が地権者の応諾がないまま違法に建設され稼動しています。焼却炉と焼却灰の完全撤去が実現されるまで債権者を支援する会です。』
ふくしまの里山を次世代に 『鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。』連絡会Twitter

鮫川村の件で私がこれまでブログに書いたのは3本・・・
◇ 2013.01.12 鮫川村をニュース検索してみた (私はYahoo!とGoogleを併用してチェックしています)
◇ 2012.12.12 哀れ環境省利権の真実@福島県鮫川村
◇ 2012.12.02 福島県鮫川村を食い物にする環境省ジョーズ(^o^)

このブログでは、2014.06.05 【リニア】環境大臣意見が提出された を記録してあります。
取り込んだPDFファイルは自分のWebサイトにアップロード済み。環境大臣意見(PDFファイル 46 KB 12ページ)・・・(別紙2参照)と記されている個別助言委員意見聴取記録簿(PDFファイル 34 KB 3ページ)
この環境大臣意見については、ネットで見る限り評判は悪くない。これを参考にした国土交通大臣はリニア中央新幹線事業計画の見直しを指示するかもしれないと期待していたのですが、さっさと認可してしまった。公明党の太田昭宏氏です。東京都第12区有権者の皆さん、自分達もリニア中央新幹線事業に貢献したと子供たち孫たちに伝えてください。

国土交通省が管掌するリニア中央新幹線事業で、環境影響の面から意見は述べても事業そのものを停止させる権限は環境大臣には無いのが法の定めとのことです。
逆に言えば、そのような法のあり方を活用して、事業結果についての責任は逃れられるような意見を述べたとも考えられるのです。
その法案は公務員が自分達の裁量が活きるように作成したものですが、それを見抜けずに、というより、その裁量を承知で法として制定したのは時の内閣・大臣であり国会議員です。そして政令・規則は官僚主権として制定される。
議員立法のケースでは、なんだかんだと理屈をつけて運用をさぼってしまう、「原発事故子ども・被災者支援法」法律原文)など最たるものです。三権分立など言葉だけのものにしてしまうのが官僚主権国家の実相でしょう。

鮫川村の焼却炉事業は環境省自身が推進する事業です。環境省は鮫を食うのが上手だと私がブログのタイトルにしたのはリニア評価以前の事ですが、福島原発人災元凶の一員としての環境省の醜悪な様相を感じたからです。
リニア中央新幹線の環境影響評価と放射性廃棄物処理とでは担当部署も異なるはずなので、職員の資質も異なるでしょうから、リニアを含めて環境省まるごとヘイトメッセージを書くつもりはありません。
所詮は公僕として上からの命令で仕事をこなしていく責任を負わされているだけだと考えれば、鮫川村やリニア中央新幹線の悲惨な事態を生み出したのは、その時々の内閣だということです。

リニア中央新幹線も、土地買収など事業進行過程で鮫川村などと同様な事例が出るかも知れないことを考慮しておく必要はあるでしょう。
リニアや鮫川村での事業凍結、見直しを考える政府として自民党はもちろん、民主党でも期待はできませんが、総選挙の結果は自民圧勝になるのが我が日本国、日本国民の現実です。そして歴史は繰り返される。

官僚主権について書きながら、ふと思ったこと、太平洋戦争で戦死した方々の職業軍人を除く職業別の内訳けを知りたいと・・・



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