かつめし外伝(3) 牛さんたちに感謝
(第5景) 農家の牛たち(2)
牛B:次は私の番や(処理される)、ホンマに人間は残酷や、そうやろ、みんな。
(農家の主人出てくる)
農家:みんなゴメンやで、本間に感謝している。
農家:本間に人間は勝手や。
最近は「かつめし」言うて新しいメニューも出たけど、それもお前たちの牛さんたちの肉なんや。
私たちはお前たちのお陰で、毎日おまんま食べさせてもろてんねん。(泣く)
牛B:もう泣かんでええよ。
牛C:これが我々の人生、いや牛の生きる道や。
牛D:長い間かわいがってくれてありがとう・・・
(第6景) いろはにほへと食堂
牛A:ところであんた、「ごちそうさま」の意味知っているか・・・
店員(ごちそうさまの意味を熱く語る)
「ごちそうさま」を漢字で書くと「御馳走様 」で、昔は今のように冷蔵庫もスーパーマーケットもなかったので、食材を揃えるのは大変でした。
「馳走(ちそう)」は走りまわるという意味で、そして、御つけた「御馳走様」は、もてなすという意味が含まれるようになり、贅沢な料理指すようになったんです。・・・
牛A:なるほどな・・・わいら、加古川に「かつめし」ができたことに感謝や。
みんな:牛さんの命に感謝や!
*『かつめし外伝牛さん、いただきますっ!』
脚本:演出 砂川一茂
出演:綾南振起劇団員(no3787)
*写真:農家の人、牛さんたちに感謝
◇きのう(11/20)の散歩(10.845歩)
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