「風 景」を読む
「ひろかずのブログ(165)」で、北浜町北脇に残る道路元標を紹介しました。
道標の写真を獲りに出かけた日は暖かい日で、少し足を伸ばして散歩をしてみました。
北の方へ行くと、池(新池)があり、その南すみに北脇の共同墓地がありました。
墓地は、明るい感じの場所です。
そのはずです、墓地は山麓の南面で、前に池があり、広々とした空間のある場所でした。
そこで見つけたのが前号「ひろかずのブログ(166)」で紹介した六地蔵を地蔵像です。
帰りに、池の土手でお婆さんにであいました。
「こんにちは、・・・」すると、深々とお辞儀してくださいました。恐縮してしまいます。でも、気持ちのいいものです。
池の西側の土手で少し休みました。
コンビニで買ったお茶を飲みながら東側の山頂(写真)を見ると、面白い形をしていることを発見しました。
山頂が平らです。こんな特徴のある山は、特徴のある名前を持っているものです。
近くに誰もおられませんでしたので、帰って調べることにしました。
ぐし谷
『ふる里の山名復活』に、この山の名前は「ぐし谷」と紹介されています。
「ぐし谷」とは不思議な名前です。
説明を読んでみます。
「・・・入母屋式民家にそっくりな山型のほぼ中央にある谷なので名付けられた“ぐし谷”です。「ぐし」とは(民家の)尾根の棟を意味する方言です。
しかし、このような「わら屋根の中央が少したわんだ入母屋式民家」がこの地域の代表的な民家でしたが、最近はほとんど姿を消してしまいました。
そこで古きよき時代のふる里の生活景観でもあったこの民家の型を、せめて山名にだけでも残しておき、昔をしのびたいものです。・・・」(no2744)
*『ふる里の山名復活』(松本文雄著)参照
*写真:ぐし山(北浜町北脇)
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