ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

瀧瓢水物語(19) 瓢水の句(4) 手に取るな やはり野に置け 蓮華草

2016-10-18 07:09:05 | 瀧瓢水物語

     

  手に取るな やはり野に置け 蓮華草

 今日の瓢水の句は、余分な解説は不要でしょう。少しだけ、蛇足を加えさせてください。

 写真の蓮華畑を見ながら、鑑賞ください。

    やはり野に置け蓮華草・・・・”

 蓮華草は、野に群がって咲くから美しく見えるのであって、それを摘んで家の中に飾ってもあまりきれいではありません。

 このことから、大坂の俳諧仲間が遊女の身請相談にやってきたとき、彼に「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」の句をおくってたしなめたといいます。
 この句は、自然の中で咲く蓮華草が美しいのと同じように、遊女は色町にいてこそ美しく見えるということなんですね。(no3367)

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