ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

新野辺を歩く(70):新野辺の海(2)・魚とり

2012-09-10 06:52:53 |  ・加古川市別府町新野辺

前回に引き続き『別府小学校百周年記念誌』より、田下明光さんの思い出です。

   魚とり

659b0002楽しかったうち、魚の獲り方のいくつかをあげておきます。

「タンボツ」と呼ばれる竹筒でウナギを獲る方法があります。

太い竹を1㍍位に切って中の節を全部とり去り、数十本を束にしてヒモでくくって水の中にオモリをつけて沈めます。

数メートル間隔で、ヒモをつなぎ数本一組にして大ミゾ、小ミゾ、シンガイなどに沈めておきます。

何日かして行くと、タンボツの中でウナギが寝ているのです。

子供の頃は、上手にタンボツが作れないので、他人が沈めているのを勝手にあげ、大人に追いかけられた経験のある人も多いのではないでしょうか。

また、竹ヒゴの先にウナギ用の細長いハリをくくりつけ、大きなミミズを房がけにして、大ミゾの石垣の穴の中に入れて、中のウナギを誘い出したり、ひっかけたりしました。

シンガイでは、夏になると、ゆでたザリガニの身をエサにして、ウナギを専門に釣りました。

土用の丑の日が近づくと、友達と誘いあって大物を狙いに行きました。

    ワンドあたり

ワンドでは、大人と一緒になってボラやイナ(ボラの幼少期)をとりました。

満潮時に大ミゾ側の三ケ所の水門を全部閉め、海側の水門だけを開けて海水を入れると海から魚も一緒にドッと入り、ワンドの中が満水になると水門を閉めます。

ボラが外まで飛びはねて手づかみできる時もありました。

今度は、大ミゾ側の三ケ所の水門に皆で、大きなタモ(玉網)をそれぞれに入れて受けてから、三つの水門を同時に少し開けると、タモの中に魚が入る仕組みなのです。

時々、チヌやスズキの大物が獲れることもありました。

冬場のカレイ釣り。春まだ浅く海水の冷たい頃のバ力貝、アサリとり。

夏の昼間は、イナやウナギとり。夜は、チヌの夜釣リ。

夏も終わりかけ、秋風が吹き始めると、カーバイトのカンテラを持って大ミゾでのエビすくい。

秋は、ハゼ釣り。

そして、モズクガニを別府川の岸壁ですくったり、マガリ付近の岩場では魚の頭をエサにカニとり・・・。

汐干狩、海水浴は当然として、一年中海で遊んでいました。(以下略)

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