マロン・グラッセというフランス菓子があります。簡単に言えば、栗のシロップ漬け。
しかし、マロンとは「マロニエの実」という意味であり、マロニエとはトチノキ(正確にはセイヨウトチノキ)のことです。言葉から判断すると、マロン・グラッセとは栃の実のシロップ漬けということになります。
マロンは栗の実なのか? はたまた栃の実なのか? 気になって調べてみたところ、「もともとフランスで栃の実を使ってマロン・グラッセを作っていたものの、栃の実は処理が大変なので、栗で代用するようになった」というようなことが書いてあります。
こちらは栃の実
しかし、フランスにセイヨウトチノキが移入されてシャンゼリゼ通りなどの街路樹に使われ始めたのは17世紀。さらに、日本の栃の実もそうですが、時間をかけてアク抜きをしないと食べられません。
もともと国内においしいクリが自生するのに、街路樹に使うような移入種の、しかも手間のかかるトチノキの実をわざわざお菓子に使うというのは不自然です。
こちらは栗の実
さらに調べると、納得できる答えが見つかりました。クリを品種改良するうちに、普通はイガの中に3粒結実するところ、栃の実のように1粒の大きな実を結ぶ品種が生まれた。その栗を普通の栗「シャテーニュ」と区別するために、「マロン」と呼ぶようになったようです。
「栃の実のような大きな栗の実」という意味なのでしょう。手元の仏和辞典でmarronを見ると、「大栗」とある一方「栃の実」とも買いてあります。
ついでながら、モンブランというケーキはフランス語で「モン・ブラン・オ・マロン」と言うそうですが、マロン・グラッセの製造工程で壊れたものをペーストにして再利用したのが始まりだそうです。そう言えば、モンブランの上にはマロン・グラッセが乗っていますね。
しかし、マロンとは「マロニエの実」という意味であり、マロニエとはトチノキ(正確にはセイヨウトチノキ)のことです。言葉から判断すると、マロン・グラッセとは栃の実のシロップ漬けということになります。
マロンは栗の実なのか? はたまた栃の実なのか? 気になって調べてみたところ、「もともとフランスで栃の実を使ってマロン・グラッセを作っていたものの、栃の実は処理が大変なので、栗で代用するようになった」というようなことが書いてあります。
こちらは栃の実
しかし、フランスにセイヨウトチノキが移入されてシャンゼリゼ通りなどの街路樹に使われ始めたのは17世紀。さらに、日本の栃の実もそうですが、時間をかけてアク抜きをしないと食べられません。
もともと国内においしいクリが自生するのに、街路樹に使うような移入種の、しかも手間のかかるトチノキの実をわざわざお菓子に使うというのは不自然です。
こちらは栗の実
さらに調べると、納得できる答えが見つかりました。クリを品種改良するうちに、普通はイガの中に3粒結実するところ、栃の実のように1粒の大きな実を結ぶ品種が生まれた。その栗を普通の栗「シャテーニュ」と区別するために、「マロン」と呼ぶようになったようです。
「栃の実のような大きな栗の実」という意味なのでしょう。手元の仏和辞典でmarronを見ると、「大栗」とある一方「栃の実」とも買いてあります。
ついでながら、モンブランというケーキはフランス語で「モン・ブラン・オ・マロン」と言うそうですが、マロン・グラッセの製造工程で壊れたものをペーストにして再利用したのが始まりだそうです。そう言えば、モンブランの上にはマロン・グラッセが乗っていますね。
トチノキの実を一度食べてみたいと毎年思いますが、今この記事を見て今年こそ、と思いました。
モンブランといえば昔は黄色い栗がのっているのが普通でしたが(少なくとも私は二十歳過ぎるまでそれしか食べたことがなかった)、今は本格的なマロングラッセのものも増えましたね。
栗がのっているケーキ、という認識しかありませんでした。
私も黄色い栗がのっているモンブランしか食べたことがないです。マロングラッセが乗っているモンブランは高いんでしょうね。
私は栃餅や栃の実煎餅は食べたことありますが、トチの実をそのまま食べたことはありません。