133,187km

1月中旬に車を手放しました。理由はエコロジーというよりもエコノミー。最近こういうのをセコロジーと言うらしいです（笑）。
もともと車に興味がなかった私が40代半ばで免許を取った主な目的は鳥。今も通う「栃の森」に自力でアクセスし、一晩車泊して早朝から鳥を見に出かけるためです。それには4駆で、フルフラットになる車が必要だったのでホンダのCRVを選びました。
以後、毎月1回の「栃の森」のほか、フェリーで北海道へ渡り車泊しながらの鳥見ツアーに2回出かけました。ツルを見るために鹿児島まで陸路を往復したこともあります。友人3人で信州や北陸などへ鳥見ツアーにも出かけました。全走行距離は133,187kmでした。

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　（愛車のCRV。ナンバーはもう変更済）

私の車は違いますが、鳥や木の名前を持つ車があります。例えば、ハリアー。デビュー当時はWild but Formalという鮮烈なコンセプトで、タキシード姿のライオンがパーティー会場に乗りつけるというCMが流れました。
ハリアーはチュウヒというタカの一種。地味な鳥ですが、同じ仲間のハイイロチュウヒ（特にオス）はバードウォッチャー憧れの的。名前通り灰色というよりも銀色に見えて、私は最も美しいタカだと思います。でも、業界では略して「ハイチュウ」と森永のお菓子のように呼びます（笑）。

　　　　　　　
　　　　　　　　　 　（グレーのハリアー、つまりハイイロチュウヒ）

同じくトヨタのターセルはハヤブサ。普通はFALCONですが、鷹狩り用のハヤブサをTERCELと呼ぶようです。
最も長く続いている鳥の車名はブルーバードでしょうか。元々はスノーバード（ユホオジロ）と命名されるはずが、アメリカのスラングで麻薬常習者を意味するのでブルーバードに変更したそうです。
日本で「青い鳥」と言えばオオルリ、コルリ、ルリビタキの3種ですが、最も目にしやすいのはオオルリ。さえずりの美しい「日本三鳴鳥」の一つです。ついでながら、マツダの軽四キャロルは「さえずり」。

　　　　　　　
　　 （昔のブルーバード。今はブルーバード・シルフィという名前になっています）

木の名前の車はローレル。「月桂樹」というよりも「月桂冠＝勝利」をイメージしてのネーミングでしょう。料理に使うベイリーフ（仏語ではローリエ）でお馴染みの樹です。
トヨタのヴィッツは「機知、才気」という意味のドイツ語に由来しますが、そのドイツ語はWOODを意味する古代語から派生しているそうです。
木の名前ではありませんが、スバルのフォレスターは日本語で言えば「森林管理人」。私の友人もこれに乗って「栃の森」にやってきます。

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　 　（ローレルはすでに生産中止）

車を手放してカーシェアリングにしようと思いましたが、私には不便なので、「栃の森」にはレンタカーで通います。どんな車を借りようかな？