自称「プチ樹木ジャーナリスト」の林将之さんが、『葉で見分ける樹木』に続いて、文一総合出版から『樹皮ハンドブック』を出版されました。
林さんは樹木の鑑定サイト「このきなんのき」も開設されていますし、以前このブログにもコメントをいただいたことがあります。
一般向けの樹皮専門図鑑はおそらく初めてでしょう。私は樹を主に葉で識別しますが、葉だけでは見分けられないときは樹皮も手がかりにします。でも、これまでは樹皮専門の図鑑はありませんでした。
この図鑑がありがたいのは、樹木ごとに若木、成木、老木の3つの写真が掲載されていること。樹木も人間と同じで、年齢によって肌の様子が変化します。例えば、ケヤキは若い間はツルツルの滑らかな肌ですが、老木になると外皮がウロコ状に剥がれてガサガサした肌になります。その変化が一覧できるのがこの図鑑のポイントです。
林さんも書いておられますが、樹皮だけで樹を識別するのは難しいです。よく似た樹皮もあるし、葉以上に個体差や年齢差があります。でも、その違いを観察するのもツリーウォッチングの楽しみでしょう。
ちなみに、表紙に16種の樹皮が掲載されていますが、私はまぐれ当たりも含めて5種類しか正解できませんでした。
文一総合出版は日本で唯一のバードウォッチング雑誌『Birder』を出版していますし、鳥の図鑑もたくさん出しています。このハンドブックシリーズには、カモやタカ、シギチドリの図鑑もあり、バードウォッチャーにとっては馴染み深い図鑑シリーズです。値段も千円少しで、「こんな値段でいいの?」と思うくらい安くてオススメです。
林さんは樹木の鑑定サイト「このきなんのき」も開設されていますし、以前このブログにもコメントをいただいたことがあります。
一般向けの樹皮専門図鑑はおそらく初めてでしょう。私は樹を主に葉で識別しますが、葉だけでは見分けられないときは樹皮も手がかりにします。でも、これまでは樹皮専門の図鑑はありませんでした。
この図鑑がありがたいのは、樹木ごとに若木、成木、老木の3つの写真が掲載されていること。樹木も人間と同じで、年齢によって肌の様子が変化します。例えば、ケヤキは若い間はツルツルの滑らかな肌ですが、老木になると外皮がウロコ状に剥がれてガサガサした肌になります。その変化が一覧できるのがこの図鑑のポイントです。
林さんも書いておられますが、樹皮だけで樹を識別するのは難しいです。よく似た樹皮もあるし、葉以上に個体差や年齢差があります。でも、その違いを観察するのもツリーウォッチングの楽しみでしょう。
ちなみに、表紙に16種の樹皮が掲載されていますが、私はまぐれ当たりも含めて5種類しか正解できませんでした。
文一総合出版は日本で唯一のバードウォッチング雑誌『Birder』を出版していますし、鳥の図鑑もたくさん出しています。このハンドブックシリーズには、カモやタカ、シギチドリの図鑑もあり、バードウォッチャーにとっては馴染み深い図鑑シリーズです。値段も千円少しで、「こんな値段でいいの?」と思うくらい安くてオススメです。
こちらでは、公園に自生のハリギリはないと思います。ニセアカシアは最近あちこちに進出していて、もともと外来種なので環境省も伐採を許可したらしいです。
先ずconokixさん、私が行く旭山は、札幌の旭山記念公園という所です。
よく間違われます(笑)。向こうの知名度抜群ですし・・・
お返事いただきありがとうございました!
で、ハリギリとニセアカシアですが、その旭山ではどっちもある場所があります。
というか、公園内にハリギリが普通にあるので、こんなことになってます(笑)。
「樹を観る会」の企画展ですか?面白そうですね。owakuサンの写真や俳句を出展するんですか?
またブログで紹介してください。
ポジが半分としても、けっこうな量ですね。
鳥の図鑑に比べたら、写真点数は単純計算しても3倍でしょう。
まあ、そんな細かいことはいいとして、所長、次の企画は進んでいるんですか?
私もよく行くフィールドでは、樹形と樹皮でだいたい分かるようになりましたが、例えばイヌシデとアカシデ、ヤマザクラとミズメ(葉で識別)などは外見だけでは識別できません。
ハリギリとニセアカシア、ニセアカシアってハリエンジュですよね。私の感覚では、ハリギリのあるような場所にはまだハリエンジュは侵入していない、という感じです。
私は今、来月から始める「樹を観る会」の企画展の準備で忙しくしていましてブログの更新がままなりませんがまたのぞいてみてください。
旭山とはきっと旭川の旭山ですね、私も動物園を訪れたついでに中腹まで登りました。アサダの大木が多かったのが印象的です。ハリギリとニセアカシアですか、確かに似ているけどニセアカシアは特に個性的な樹皮なので私は直感的に見分けています。
ところでfagusさんは印刷関係のお仕事だったのですか。樹皮ハンドブックに使った写真は、半分弱がポジ、残りはデジカメで、ポジは出版社内で4色分解、デジカメは私が実データを作成しているのでコストは安そうです。もっとも、写真が小さくてもったいないという意見も聞いていますが
これは私も買いたいですね!
実物を見てからAmazonで買おうと思います(クーポン券対策で・・・)
旭山にある木については、だいたい樹皮で分かるようになりました。
が、他の場所に行くと、同じ木でも違って見えたりして・・・
ちなみに、ハリギリとニセアカシアが、妙に似てると私は思うんです。
どっちもトゲがあるのは、偶然だと思うのですが・・・
出版した本人が3つも4つも分からないなら、私が10以上分からなくてもしょうがないですね
鳥のハンドブックシリーズもそうですが、特に「樹皮ハンドブック」は写真が多い割に安いと思います。仕事柄、印刷のこともある程度は分かるのですが、写真点数が多いとコストは高いはずです。
利用させていただきます。
本の価格ですが、既に図鑑をたくさんお持ちの方は「安い!」と言ってくれますが、そうでない方には「こんなに薄いの高い!」と言われます。人それぞれ見方が違うということですね。