このブログの元々の趣旨は、樹木と人間の暮らしや文化とのつながりをご紹介すること。右のカテゴリー欄は23に分かれていて、私自身、記事を書きながらいかに幅広く樹木と人間が関わっているかを実感しています。
先日も、「こんなところでも木が活躍しているんだ!」という意外な事実に遭遇しました。それは火薬。
黒色火薬は硫黄と硝酸カリウム(または硝酸ナトリウム)と木炭で作るそうです。私は全く無知でしたが、「黒色火薬」の黒色は木炭の黒なんですね。
その火薬の木炭に最も適した樹種はハンノキだそうです。
ハンノキの実。そう言えば火薬っぽい?
ドイツに、18世紀のナポレオン時代から黒色火薬を生産している老舗企業があります。その社長によると、「炭の材料としてハンノキ、ナラ、カエデなどいろいろ使うが、最高性能の炭はハンノキ」とのこと。
私の知識ではハンノキは有用材の範疇に入っていませんが、こんなところで活躍していたんですね。
ハンノキの幹。これが炭になって火薬になる
このドイツのメーカーでは花火用、鉱山用、銃砲用などの黒色火薬を年間1,700トンも生産しているそうですが、最も多いのは銃砲用。狩猟用も少しはあるでしょうが、圧倒的に多いのは戦闘用でしょう。
そう言えば、鉄砲の銃床にはオニグルミの木材が使われます。狂いが出ないので最適だそうです。そのために、戦争中は特に北海道のオニグルミが大量に伐採されました。
こういう危ない用途にも木は使われているわけです。
先日も、「こんなところでも木が活躍しているんだ!」という意外な事実に遭遇しました。それは火薬。
黒色火薬は硫黄と硝酸カリウム(または硝酸ナトリウム)と木炭で作るそうです。私は全く無知でしたが、「黒色火薬」の黒色は木炭の黒なんですね。
その火薬の木炭に最も適した樹種はハンノキだそうです。
ハンノキの実。そう言えば火薬っぽい?
ドイツに、18世紀のナポレオン時代から黒色火薬を生産している老舗企業があります。その社長によると、「炭の材料としてハンノキ、ナラ、カエデなどいろいろ使うが、最高性能の炭はハンノキ」とのこと。
私の知識ではハンノキは有用材の範疇に入っていませんが、こんなところで活躍していたんですね。
ハンノキの幹。これが炭になって火薬になる
このドイツのメーカーでは花火用、鉱山用、銃砲用などの黒色火薬を年間1,700トンも生産しているそうですが、最も多いのは銃砲用。狩猟用も少しはあるでしょうが、圧倒的に多いのは戦闘用でしょう。
そう言えば、鉄砲の銃床にはオニグルミの木材が使われます。狂いが出ないので最適だそうです。そのために、戦争中は特に北海道のオニグルミが大量に伐採されました。
こういう危ない用途にも木は使われているわけです。
こちらでは、ハンノキの仲間ではヤシャブシとかオオバヤシャブシが多いです、
同じ属の木なので、多分、火薬は作れると思います。ケヤマハンノキで試してみてください(笑)。
オニグルミの銃創に関する話は以前どこかで聞いたことがあります。
ギターでもたまにウォルナットのがあって、GibsonもFenderもですが、木目や色合いが独特で、高いギター1本買うなら考えてもいいと思うことがあります。
ハンノキの話は知らなかったですが、ケヤマハンノキでもいいのかなあ、と。
私のホームフィールドにはハンノキはなくてケヤマしかないので、ハンノキは北海道に多い木の中でも私が見慣れていないほぼ唯一の木です。。