神戸の繁華街・三ノ宮から徒歩5分くらいの場所に生田神社があります。タカラジェンヌや関西の有名人が挙式する神社として有名で、最近では藤原紀香と陣内智則の結婚式で全国に知られました。
(生田神社の社殿)
この生田神社では松がタブーになっています。1200年前、生田川が氾濫した際に境内の松が倒れて社殿が壊れ、「松は水に弱いので、今後は境内では松を忌むように」という神のお告げがあったからだそうです。現在も境内には松を1本も植えず、お正月の門松も杉を代用しているとか。
古来、松は神の寄り代(天から降りてくる階段みたいなもの)と考えられ、ほとんどの神社には松が植えられています。能舞台の背景に松が描かれているのもこのためです。その松を嫌う神様というのは珍しいのではないでしょうか。
(「生田の森」にあるご神木はクスノキ)
実際に歩き回ってチェックしてきましたが、確かに境内にも裏手の「生田の森」にもマツはありません。多いのはクスノキ、ツバキ、スギ、竹など。
ところが、ヒマラヤスギが植えてあるのを私は見逃しませんでした。本殿の近くに3本、松尾神社の分社に6本、駐車場の隅に1本、けっこう大きな樹がありました。
ヒマラヤスギは名前を見ればスギ科のようですが、植物学的にはマツ科。日本の自生種ではありませんが、この神様が大嫌いなマツの親戚です。
(駐車場の隅のヒマラヤスギ)
アカマツやクロマツでなければOKということでしょうか。それにしても、松をタブー視する神社があるというのは、私にはとても興味深いことでした。
(生田神社の社殿)
この生田神社では松がタブーになっています。1200年前、生田川が氾濫した際に境内の松が倒れて社殿が壊れ、「松は水に弱いので、今後は境内では松を忌むように」という神のお告げがあったからだそうです。現在も境内には松を1本も植えず、お正月の門松も杉を代用しているとか。
古来、松は神の寄り代(天から降りてくる階段みたいなもの)と考えられ、ほとんどの神社には松が植えられています。能舞台の背景に松が描かれているのもこのためです。その松を嫌う神様というのは珍しいのではないでしょうか。
(「生田の森」にあるご神木はクスノキ)
実際に歩き回ってチェックしてきましたが、確かに境内にも裏手の「生田の森」にもマツはありません。多いのはクスノキ、ツバキ、スギ、竹など。
ところが、ヒマラヤスギが植えてあるのを私は見逃しませんでした。本殿の近くに3本、松尾神社の分社に6本、駐車場の隅に1本、けっこう大きな樹がありました。
ヒマラヤスギは名前を見ればスギ科のようですが、植物学的にはマツ科。日本の自生種ではありませんが、この神様が大嫌いなマツの親戚です。
(駐車場の隅のヒマラヤスギ)
アカマツやクロマツでなければOKということでしょうか。それにしても、松をタブー視する神社があるというのは、私にはとても興味深いことでした。
この話は興味深いですね、そして面白い。
松がない神社というのも不思議な感じです。
しかしヒマヤラスギを見逃さないのはさすがですね(笑)。
もともとはもう少し離れた場所にあったようですが、その水害によって現在の場所に移転したそうです。
相当の被害があったのでしょう。松に罪はないと思いますが、樹木に八つ当たりする神様というのも面白いですね。(笑)