私でさえウロ覚えなので若い人はご存知ないでしょうが、『お山の杉の子』という童謡があります。「昔々のその昔 椎の木林のすぐそばに 小さなお山があったとさ~」という歌詞です。
ハゲ山に植えられた杉の苗が成長し、やがて隣の椎の木よりも大きくなって、いろいろ役に立つようになるというストーリー。その5番は、以下のようになっています。
♪ 大きな杉は何になる お船の帆柱 はしご段
とんとん大工さん 建てる家 建てる家
本箱 お机 下駄 足駄 おいしいお弁当食べる箸
鉛筆 筆入れ そのほかに 楽しや まだまだ役に立つ
実際には下駄や鉛筆にはスギは使わないはずですが、木の用途に関心のある私には非常に面白い歌詞です。

(最近、ホームセンターでも杉の板が売られるようになりました)
ところが、この歌詞は改変されたもので、昭和19年(つまり戦争中)に発表されたオリジナルでは、上の2行が以下のようになっていました。
♪ 大きな杉は何になる 兵隊さんを 運ぶ船
傷痍の勇士の 寝るお家 寝るお家
軍用船や軍人病院にスギを使うと歌っているのです。このほかにも軍国主義的な歌詞があったので、戦後になってサトウハチローが作り変えたのが現在の『お山の杉の子』だそうです。
日本の人工林の多くはスギで、オリジナルの歌詞にあるように、軍用資材として利用するために植林されたものもあるようです。
オリジナルの「お山の杉の子」はこちらで聴けます。
ハゲ山に植えられた杉の苗が成長し、やがて隣の椎の木よりも大きくなって、いろいろ役に立つようになるというストーリー。その5番は、以下のようになっています。
♪ 大きな杉は何になる お船の帆柱 はしご段
とんとん大工さん 建てる家 建てる家
本箱 お机 下駄 足駄 おいしいお弁当食べる箸
鉛筆 筆入れ そのほかに 楽しや まだまだ役に立つ
実際には下駄や鉛筆にはスギは使わないはずですが、木の用途に関心のある私には非常に面白い歌詞です。

(最近、ホームセンターでも杉の板が売られるようになりました)
ところが、この歌詞は改変されたもので、昭和19年(つまり戦争中)に発表されたオリジナルでは、上の2行が以下のようになっていました。
♪ 大きな杉は何になる 兵隊さんを 運ぶ船
傷痍の勇士の 寝るお家 寝るお家
軍用船や軍人病院にスギを使うと歌っているのです。このほかにも軍国主義的な歌詞があったので、戦後になってサトウハチローが作り変えたのが現在の『お山の杉の子』だそうです。
日本の人工林の多くはスギで、オリジナルの歌詞にあるように、軍用資材として利用するために植林されたものもあるようです。
オリジナルの「お山の杉の子」はこちらで聴けます。
私もこの話を知ったとき驚きました。童謡にも歴史があるもんだな、と思いました。
bulbulさんがおっしゃるように、スギは電信柱に多用されました。以前、どこかで書いた気もしますが、電柱用にスギの品種改良が行われたそうです。
成長が早く、腐りにくいスギだったかな?
今はほとんど見かけませんね、木の電信柱。
先日、私も嵐山に行きましたが、気が付きませんでした。今度、嵐山に行ったら注意して見てみます。
しかし、まだ木製電柱の在庫があるんですかね?
その曲は、そんな曲があったよな・・・程度の記憶でした。
ところで、私は今、杉といえば、
秋田国体のマスコット「杉っち」が最初に浮かんできます。
私のBLOG仲間にはなぜか秋田で釣りをしている人が多くて、
そこでよく話題を見ていたので。
知りませんでした、こんなマスコットがいるとは。マスコットやキャラクターの中にも木のモチーフがあるはずですね。
愛知万博のモリゾー&キッコロも確か森や木がモチーフでしたかね?