京都の御室(おむろ)という地域に仁和寺(にんなじ)というお寺があります。石庭で有名な近くの竜安寺の陰に隠れて全国的にはマイナーですが、京都では遅咲きの桜の名所として知られています。遅いだけでなく、樹高が低いのも特徴。
わたしゃお多福 御室の桜 はなが低くても 人が好く
という歌があり、花が低い御室の桜と鼻が低いお多福(不美人)とを掛けています。この歌から、別名「お多福桜」とも呼ばれます。
(地面すれすれに満開の枝が伸びています)
他の名所と同じ品種を植えても高く成長しないので、昔から「御室桜の謎」と言われているそうです。なぜ御室の桜は樹高が低いのか?
仁和寺と住友林業が共同で調べたところ、土壌の下に粘土層があって根が1mくらいしか伸びておらず、広がりも少ないことが判明。一般的に根の長さと樹高は比例しますから、粘土層のために根が伸びず成長できなかったようです。
(仁和寺の仁王門)
しかし、ここからは私の推測ですが、庭師は意図的に粘土を入れて樹高を低くしたのではないでしょうか。元々から粘土層があるなら境内にある他の樹木も低いはずですが、マツやスギなどは普通に高く成長しています。
桜の花が間近に見られるようにわざわざ粘土を敷き詰め、その上に盛り土をして桜を植えたのでしょう。遅く咲くのも根が短いからかも知れません。そうだとすると、スゴイ発想です。
ちなみに、血圧計や体脂肪計で知られるオムロンの社名はこの地で創業したことに由来します。私も独身時代この近くに住んでいました。お多福桜を見たのはその頃以来です。
わたしゃお多福 御室の桜 はなが低くても 人が好く
という歌があり、花が低い御室の桜と鼻が低いお多福(不美人)とを掛けています。この歌から、別名「お多福桜」とも呼ばれます。
(地面すれすれに満開の枝が伸びています)
他の名所と同じ品種を植えても高く成長しないので、昔から「御室桜の謎」と言われているそうです。なぜ御室の桜は樹高が低いのか?
仁和寺と住友林業が共同で調べたところ、土壌の下に粘土層があって根が1mくらいしか伸びておらず、広がりも少ないことが判明。一般的に根の長さと樹高は比例しますから、粘土層のために根が伸びず成長できなかったようです。
(仁和寺の仁王門)
しかし、ここからは私の推測ですが、庭師は意図的に粘土を入れて樹高を低くしたのではないでしょうか。元々から粘土層があるなら境内にある他の樹木も低いはずですが、マツやスギなどは普通に高く成長しています。
桜の花が間近に見られるようにわざわざ粘土を敷き詰め、その上に盛り土をして桜を植えたのでしょう。遅く咲くのも根が短いからかも知れません。そうだとすると、スゴイ発想です。
ちなみに、血圧計や体脂肪計で知られるオムロンの社名はこの地で創業したことに由来します。私も独身時代この近くに住んでいました。お多福桜を見たのはその頃以来です。
私もかすかに記憶しています。
タムロンは、ネットで調べたら、田村という創業者の姓に由来するそうですよ。
gooのメンテナンスが長引いていたために、お返事が遅くなりました。
仁和寺って、「徒然草」に出てきたところではなかったでしたか・・・
自分もそれしか聞いたことはないのですが、でもやはり
京都は一度ゆっくりと訪れたいです。
オムロンの話は面白いですね。
タムロンはどうなんだろう、と思ったりもしましたが・・・(笑)