樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

さすがNikon

2016年02月11日 | 野鳥
長年使っている双眼鏡をクリーニングに出しました。普通に鳥を見る分には問題ないのですが、青い空や白い雲を背景に飛ぶタカなどを見ると、ゴマ粒のような黒い点が現れたり、視界の周囲がボケるのです。
見積りは16,000円。年金暮らしの身には高額ですが、思い切ってお願いしました。
2週間後に受け取った納品書を見てビックリ。「処置内容」の欄に次のように書いてあります。
・対物・接眼レンズキズ・ヤケのため交換しました。
・対物鏡筒変形のため交換しました。
・内部清掃いたしました。
・各作動部グリス入れ替えました。
・光軸調整及び各部点検いたしました。
そして「交換部品」の欄に「対物レンズ、第四接眼レンズ、第一接眼レンズ、第二接眼レンズ、、第三接眼レンズ、対物鏡筒」と書いてあります。双眼鏡の構造はよく知りませんが、私には「ボディ以外はほぼ全部取り換えました」と読めました。しかも、紛失していたキャップも補充してあります。



この双眼鏡は15年ほど前に買ったもので、定価は確か78,000円。シリアルナンバーが98ですから、この機種が出てすぐ買ったようです。それが2割ほどの費用でほぼ新品になったわけです。心の中で「さすがNikon」と拍手しました。
この双眼鏡は4台目。最初の2台はいいかげんなものでしたが、3台目のNikonのダハ型8×20が夕方になると暗くてよく見えないので、この10×42に変えたのです。
対物レンズが42mmなので肉眼以上に明るいのですが、その分重いです。デザインもゴツゴツしていて好きになれませんが、長年使っているので愛着があります。
先日、宇治川での調査の際に使いましたが、スッキリ、クッキリ、気持ちの良い見え方です。
クリーニング中も探鳥会の担当や下見で双眼鏡が必要なので、京都支部の備品のコーワ8×30を借りました。ピントリングの赤に違和感を覚えますが、軽くて、明るくて、よく見える上に約1万円という価格。初心者にはお勧めの双眼鏡です。


この双眼鏡のコストパフォーマンスはスゴイ

仕事でプロのカメラマンとも付き合いがあって、「Cnnonに比べるとNikonは対応が悪い」という話を耳にしますが、私の場合は大満足でした。
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2 コメント

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そうです (fagus06)
2016-02-18 08:16:34
この双眼鏡のボディの色は黒です。
ギタバさんも同じのを持っておられることは、以前そちらのブログで知りました。
定価は78,000円ですが、私も2割引き程度で買ったと記憶しています。当時はネットショップは利用していなかったので、大阪のカメラ屋さんで買いました。
カメラと一緒に首にかけるには、これは重いですね。私はカメラは動画なので三脚にセットして担ぎますので、首からは双眼鏡だけです。
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Unknown (guitarbird)
2016-02-17 14:12:30
こんにちわ
どこかで見たことがあると思ったら私も同じのを持っています。
11年前に買ってSNは8339で、買った値段は56000円だったと記憶しています。
この写真ボディの部分が青っぽく見えるのは写真の露出のせいですねきっと、最初は違う色のがあったのかと思いました。
今はもっぱら鳥を「見る」時だけに使っていて、普段はカメラと一緒に首から下げるためなるべく軽いツァイスの小型のを使っています。
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