宇治には「宇治市植物公園」とは別に、「天ヶ瀬森林公園」という場所があります。普通の山に歩道や休憩所を設置しただけの公園ですが、自然のままの樹木を観察したい私には格好のフィールドです。眼下には天ヶ瀬ダムも見えます。
(森林公園から見下ろす天ヶ瀬ダム。このダム湖の名前は鳳凰湖。)
以前は、天ヶ瀬ダムの下でヤマセミを見て、この公園で樹を見る「鳥と樹を見る会」を3年ほどお世話したこともあります。先日、木の実を観察するために、久しぶりに上まで登ってきました。
目当ての一つは、ゴンズイ。ご存じない方が多いでしょうが、秋に赤い実をいっぱいつける結構きれいな樹です。
(赤い袋から黒い実がのぞいています。)
この妙な名前は、魚に由来します。私は釣りをしないのでよく知りませんが、ゴンズイという魚は食べられないので、人間には何の役にもたたない魚とされているそうです。この樹も、材質がもろくて使い道がないので、そう呼ぶようになったと牧野富太郎博士は書いています。
また、春先に枝を切ると樹液があふれ出るので、四国や九州ではショウベンノキと呼ぶそうです(この名を正式名とする別の樹もあります)。役立たずとか小便とか、人間に勝手な名前をつけられた不憫なヤツです。
そんな訳で、いつもは注目されることもなく山の隅でひっそりと立っていますが、この時期だけは人間を見返すように派手な色の実で存在を主張しています。
(森林公園から見下ろす天ヶ瀬ダム。このダム湖の名前は鳳凰湖。)
以前は、天ヶ瀬ダムの下でヤマセミを見て、この公園で樹を見る「鳥と樹を見る会」を3年ほどお世話したこともあります。先日、木の実を観察するために、久しぶりに上まで登ってきました。
目当ての一つは、ゴンズイ。ご存じない方が多いでしょうが、秋に赤い実をいっぱいつける結構きれいな樹です。
(赤い袋から黒い実がのぞいています。)
この妙な名前は、魚に由来します。私は釣りをしないのでよく知りませんが、ゴンズイという魚は食べられないので、人間には何の役にもたたない魚とされているそうです。この樹も、材質がもろくて使い道がないので、そう呼ぶようになったと牧野富太郎博士は書いています。
また、春先に枝を切ると樹液があふれ出るので、四国や九州ではショウベンノキと呼ぶそうです(この名を正式名とする別の樹もあります)。役立たずとか小便とか、人間に勝手な名前をつけられた不憫なヤツです。
そんな訳で、いつもは注目されることもなく山の隅でひっそりと立っていますが、この時期だけは人間を見返すように派手な色の実で存在を主張しています。
ミツバウツギとは葉も実も違いますが、同じ科のようです。それぞれミツバウツギ属、ゴンズイ属と属は違いますが・・・。これのほかに、記事に書いたショウベンノキ属があります。小さい科ですね。
無いとなると余計に見たくなりますが、いつか見られるかも。
そちらのブログも見せていただきました。記事に取り上げていただいて恐縮です。
巨木のこともぜひブログに書いてください。
海のゴンズイは見たことありませんが、ネットで調べて見たら、ちょっと気色悪い魚ですね。
オリーブはうちにも小さいのが1本ありますし、近所でも庭に植えてあるのを見ますが、実を見たことはないです。
そう言えば、クサギの実の色に似ていますね。クサギも来週あたり、記事をアップするつもりです。
変な名前をつけられた樹木は可愛そうですが、そういう名前をつけた昔の人の言語感覚は面白いです。
このての極め付きは、ミズメ(アズサ)のヨグソミネバリという別名ですが、由来はよく分かりません。
ユルーイ山登りの話を記事にしました。
お二人を登場させていただきましたよ~。
いやあ~。本物の里山歩き&巨木会は、まだ編集してなくて・・・。画像はけっこう撮ったんですが、樹ばっかりなので難しい・・・。
山に、ゴンズイがいるとははじめて知りました。海釣りが好きでよくやっていたので、海にいるのは知ってました。⇒釣りキチ。
ゴンズイ=役立たずですか~~~。
はぁ~。けっこうこういうストレートな俗称が動植物にはつきますね~。
例のごとくだらだら歩いて、先日、山でキツツキに会いました。
マジメ歩きだったら、見れなったと思います。
昨日は日本新薬の植物園へ行きました。ここはいわゆる「有用植物」ばかりなんですがなかでも好きなのがコルクガシです。オリーブの木も大きなのがあってもうすぐ黒熟するでしょう、手作りのオリーブオイルをみましたが果実あつめからたいへんな手間がかかったそうです。
このゴンズイは、クマツヅラ科でしょうか?
クサギによく似た実ですね。
もしそうだとすれば、クサギといい、ゴンズイといい、
かわいそうな名前をつけられたものです・・・
ゴンズイは、小学生の頃魚が好きでよく図鑑見ていたので、知ってます。
実物を見たことはないですが。
「鳥と樹を見る会」というのは、いいですね!