樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

冬のシギチ

2018年02月08日 | 樹木
以前から興味を持っていた探鳥地に行ってきました。家から15kmほど離れたあまり知られていない探鳥地で、しかも平日とあって、フォトグラファーや他のバーダーと出会うこともなく、気ままに探鳥できました。
目当てのタゲリはすぐに見つかりました。家の近くの干拓地ではほとんど見られなくなりましたが、ここでは10羽ほどの群れが、あっちの田んぼに飛んだりこっちの田んぼにもどったり、私と同じように気ままに過ごしていました。



この映像にはないですが、別の映像の中に地表で脚をブルブルふるわせているシーンがありました。コチドリも同じ動作をします。「パドリング」と呼ばれるチドリ類特有の動作で、地中のミミズなどを追い出して捕食するためとのこと。
そういえば、タゲリもチドリの仲間。ただ、ケリもチドリ類ですが、パドリングは見たことがありません。地中の虫を食べないからでしょうか。
タシギもたくさんいました。土起こしされた田んぼの中では完全に保護色になっているので、気づかずにバイクで近づいて数羽が飛ぶということが何度もありました。飛んだ先を探してようやく見つけたのがこの1羽。しかし、タシギがこんなに素早く走るとは知りませんでした。



クサシギもいました。タシギと同じく何度か飛ばれてなかなか観察・撮影できなかったものの、「もう帰ろうかな」と思ったときにようやく姿を見せてくれました。冬にこの鳥を見るのは久しぶり。



ノスリもじっくり見られました。一応タカですが、とぼけた顔のせいか力強さや鋭さが感じられない猛きん類ですね(笑)。



当日は気温が低く、風を遮るものがないので寒かった。でも、一人で気ままにウロウロしながら目当ての鳥や意外な鳥が見られたので満足しました。
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