7月21日の「盗蜜者」の記事で、tidoriさんのコメントに「メープルシロップと蜂蜜は成分がどう違うんでしょうね、今度調べてみます」と書きました。実際に調べてみると、私の知らない自然の不思議がありました。
まず、メープルシロップはサトウカエデの樹液を採取し、煮詰めて濃縮したもの。樹液段階の糖度は2~25%ですが、煮詰めることによって65%くらいの糖度になるそうです。
主成分はショ糖で、蜂蜜よりもカロリーは低く、カリウムやカルシウムを多く含んでいるとのこと。
メープルシロップといえばカナダ
一方蜂蜜は、花蜜の段階では糖度40%未満のショ唐ですが、花粉が混じったり、ミツバチの唾液に含まれる酵素によって、ミツバチの体内で糖度80%前後の果糖やブドウ糖に変わるそうです。しかも、殺菌力が強いため腐らないとのこと。
樹液も花蜜もショ糖ということは、植物が生成する糖分はショ糖ということのようです。
トチノキの蜂蜜
ここまではほぼ想定内でしたが、調べるうちに、樹液と蜂蜜を掛け合わせたような特別な蜜があることを知りました。それが、「甘露蜜」。
例えば、ブナにはカイガラムシが居付いて樹液を吸い、その虫が分泌する甘い液体をミツバチが集めたものが甘露蜜。日本では生産されていませんが、ヨーロッパでは昔から利用しているようです。
ネットで検索すると、蜂蜜と同じようにブナ、モミ、マツなど樹種ごとの甘露蜜が販売されています。例えば、ニュージーランド産のブナの甘露蜜は500gで2600円。そんなに高くはないですね。
ブナからも蜜が採れる?
甘露蜜にはブドウ糖や果糖が少なく、オリゴ糖が多く含まれていて、ミネラル分も豊富とのこと。濃厚な甘さで、少し酸味があるそうです。
ミツバチが花蜜以外に虫の分泌物まで採取しているとは知りませんでした。甘露蜜は言わば、樹木と虫とミツバチの共同生産。そのことに自然の不思議を感じます。
と同時に、樹木→虫→ミツバチと受け継がれた甘い蜜を、最終的には人間がおいしいとこ取りするわけですから、自然に感謝しなければ…とも思います。
まず、メープルシロップはサトウカエデの樹液を採取し、煮詰めて濃縮したもの。樹液段階の糖度は2~25%ですが、煮詰めることによって65%くらいの糖度になるそうです。
主成分はショ糖で、蜂蜜よりもカロリーは低く、カリウムやカルシウムを多く含んでいるとのこと。
メープルシロップといえばカナダ
一方蜂蜜は、花蜜の段階では糖度40%未満のショ唐ですが、花粉が混じったり、ミツバチの唾液に含まれる酵素によって、ミツバチの体内で糖度80%前後の果糖やブドウ糖に変わるそうです。しかも、殺菌力が強いため腐らないとのこと。
樹液も花蜜もショ糖ということは、植物が生成する糖分はショ糖ということのようです。
トチノキの蜂蜜
ここまではほぼ想定内でしたが、調べるうちに、樹液と蜂蜜を掛け合わせたような特別な蜜があることを知りました。それが、「甘露蜜」。
例えば、ブナにはカイガラムシが居付いて樹液を吸い、その虫が分泌する甘い液体をミツバチが集めたものが甘露蜜。日本では生産されていませんが、ヨーロッパでは昔から利用しているようです。
ネットで検索すると、蜂蜜と同じようにブナ、モミ、マツなど樹種ごとの甘露蜜が販売されています。例えば、ニュージーランド産のブナの甘露蜜は500gで2600円。そんなに高くはないですね。
ブナからも蜜が採れる?
甘露蜜にはブドウ糖や果糖が少なく、オリゴ糖が多く含まれていて、ミネラル分も豊富とのこと。濃厚な甘さで、少し酸味があるそうです。
ミツバチが花蜜以外に虫の分泌物まで採取しているとは知りませんでした。甘露蜜は言わば、樹木と虫とミツバチの共同生産。そのことに自然の不思議を感じます。
と同時に、樹木→虫→ミツバチと受け継がれた甘い蜜を、最終的には人間がおいしいとこ取りするわけですから、自然に感謝しなければ…とも思います。
甘露蜜も当然、ブナとモミでは違いがあるんでしょう。
メープルシロップも、カナダのサトウカエデと北海道のイタヤカエデでは違うでしょう。
その違いを味わってみたいです。
アミノ酸とかそういうのは化学の問題ですよね。
樹木の種類によりある物質が作られたり作られなかったりする化学物質があるのはおもしろいです。
違う化学物質を作れるようになったので種分化したのか、その逆なのか、など、考えるときりがなくて私もついてゆけなくなるのですが(笑)。
甘露蜜も一度食べてみたいですね。
いろいろ調べていただいて有難うございました。
メープルシロップのほうがカロリーが少なくてカルシウムが多いとは、
わたしにはうってつけです。
これからもメープルシロップをたくさんいただくことにしましょう。
サトウカエデに感謝しながら・・・。そして、自然にも。