樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

ウッドカーリング

2007年11月23日 | 木とスポーツ
日本チームの活躍もあってカーリングが結構メジャーになってきました。氷の上で石の円盤を滑らせ、ブラシでこすりながら標的に近づけるというユーモラスなスポーツです。
そのカーリングの木製版を京都の玩具メーカーが考案したというので見てきました。場所は、京(みやこ)エコセンター。この施設では研修室やトイレやなどあちこちに木が使ってあります。

       
       

本当のカーリングで「ストーン」と呼ばれる円盤は、北山杉の間伐材(集成材)で作られ、裏に埋め込まれた3個のボールベアリングによってレーンの上を滑ります。カーリングのようにブラシでこするプレーはありませんが、標的に近づけたり、相手の円盤を弾いて勝敗を決めるのはカーリングと同じ。

            

レーンのフレームも北山杉の集成材。この会社は間伐材を使った玩具を専門に開発していて、ほかにも木片を立体の透明ケースに入れるパズルがありました。

       
10月22日の記事でスギの用途の幅広さをご紹介しましたが、こんな新しい玩具もあるんですね。当日はガールスカウトの小学生が楽しそうにプレーしていました。
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2 コメント

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杉ですか (guitarbird)
2007-11-26 19:57:30
こんばんわ、guitarbirdです
これは面白いですね。
でもちょっとだけ残念なのは、ここまできたからには、
転がす=滑らす装置も木で作れなかったのかな、と・・・
杉の材の木目の出方はこうなんですね。
材についてはまだまだ勉強が進んでおりません・・・
いろいろ考えて (fagus06)
2007-11-27 08:49:33
こうなったんでしょうね。
多分、今グリーンの部分も最初は杉板で試作したのだろうと思います。集成材なので滑らかさに欠けたのかも…。
円盤を滑らす時は、表の穴に木の棒を突っ込んで、グイと押していました。
材は難しいですね。guitarbirdさんが以前に記事にされたオークビレッジの木材標本を私も持っていて、一度は勉強したのですが、なかなか判定できるところまで至りません。
生の樹木は葉や幹や花など手掛かりがいろいろありますが、材は木取りによって木目が違いますし、手掛かりが少なくて難しいです。
私が木に興味を持ったのは、身の回りにある木材を知りたい、という動機もあったのですが、こっちは挫折したままです。

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