私が栃の森に通っている本来の目的は鳥の生息調査。野鳥の会や環境省に依頼されているわけではなく、約20年前に京都府の鳥獣保護区調査を担当した際、この森の魅力にとりつかれた当時のメンバーがそのまま自主的に調査を継続しています。
前回の訪問時は31種の野鳥を確認しました。中でも印象的だったのが、ヒヨドリの渡り。キャンプサイトから林道を歩いて森の入口で休憩していると、上空をヒヨドリが渡っていきます。50~60羽の群れが途切れながら次から次へと飛び続け、その数500~600羽。
ヒヨドリはいつもは「ピーピー、ピーピー」うるさいし、わが家のブルーベリーやミニトマトを食べるので憎たらしい鳥。バードウォッチャーの間でも、敬遠される存在です。でも、渡っていくヒヨドリはなぜか声も弱々しく、見ていて心惹かれるものがありました。
カラスが大嫌いな芭蕉が、「ひごろ憎き 烏も雪の 朝(あした)かな」と詠んでいます。「カラスは嫌いだけれども、白い雪景色に1点だけ黒いカラスがいる景色はいいものだ」という句です。それにあやかれば、「ひごろ憎き ヒヨドリも秋の 渡りかな」といったところ。
このほか、折り返し地点の峠ではタカの渡りも見られましたし、冬を告げるアトリの群れに数カ所で遭遇しました。
地面には、アオバトの羽根が散乱していました。ハイタカかオオタカに襲われたようです。
新しいツキノワグマの爪痕も発見。7月の訪問時にはなかったので、この夏の間に引っ掻いたようです。樹種は例によってミズキ。この森ではなぜかミズキにクマの爪痕が集中しています。
野鳥をチェックしつつ動物の痕跡を発見したり、樹や草、キノコ、虫、魚などいろいろな生物をウォッチングしながら森を歩くという贅沢な時間を過ごしてきました。
前回の訪問時は31種の野鳥を確認しました。中でも印象的だったのが、ヒヨドリの渡り。キャンプサイトから林道を歩いて森の入口で休憩していると、上空をヒヨドリが渡っていきます。50~60羽の群れが途切れながら次から次へと飛び続け、その数500~600羽。
ヒヨドリはいつもは「ピーピー、ピーピー」うるさいし、わが家のブルーベリーやミニトマトを食べるので憎たらしい鳥。バードウォッチャーの間でも、敬遠される存在です。でも、渡っていくヒヨドリはなぜか声も弱々しく、見ていて心惹かれるものがありました。
カラスが大嫌いな芭蕉が、「ひごろ憎き 烏も雪の 朝(あした)かな」と詠んでいます。「カラスは嫌いだけれども、白い雪景色に1点だけ黒いカラスがいる景色はいいものだ」という句です。それにあやかれば、「ひごろ憎き ヒヨドリも秋の 渡りかな」といったところ。
このほか、折り返し地点の峠ではタカの渡りも見られましたし、冬を告げるアトリの群れに数カ所で遭遇しました。
地面には、アオバトの羽根が散乱していました。ハイタカかオオタカに襲われたようです。
新しいツキノワグマの爪痕も発見。7月の訪問時にはなかったので、この夏の間に引っ掻いたようです。樹種は例によってミズキ。この森ではなぜかミズキにクマの爪痕が集中しています。
野鳥をチェックしつつ動物の痕跡を発見したり、樹や草、キノコ、虫、魚などいろいろな生物をウォッチングしながら森を歩くという贅沢な時間を過ごしてきました。
アトリはこちら10日ほど前にこの秋初めて確認しましたが、だんだん数が減ってきたので、それがそちらに移動しているのでしょうね。
アオバトも9月中にいなくなりましたが、一度本州で冬にアオバトを見てみたいです。
ツキノワグマがいるのが当たり前、という環境が今後も続くといいですね。
ところで余談ですが今年はプロ野球の日本シリーズが「鳥対決」になりましたね(笑)。
この対決は史上初めてと新聞に書いてありました。
でも考えてみれば、パは鳥が2球団あるけどセはスワローズだけだから、スワローズが勝つというのが大前提になりますね。
ちなみに私は小学生時代は東京に住んでいたこともあって実はずっとスワローズファンです。
日本シリーズの話、私も「鳥対決」に注目していました。ギタバさんは「ファイターズファン」と思っていましたが、「隠れツバメファン」ですか?
セ・リーグはヤクルト、パ・リーグは日本ハム?
栃の森ではクマの爪痕はよく見ますが、姿を見たことはないです。シカはよく鳴きますし、姿も見ます。
アトリはそろそろ市街地にも降りてくるころですね。
こちらの写真はクマの爪痕ではなく、鹿の角研ぎ痕かと
思われます。よくある特徴として、左右の角を擦るので
上方に向けて放射状に広がる様にキズがつきます。
そうですか、左右に広がるのは鹿の角なんですね。
ご教示ありがとうございました。