野鳥録音の第一人者、松田道生さんの最新著作『鳥はなぜ鳴く? ホーホケキョの科学』を読んでいたら、「えっ?」と思うようなことが書いてありました。
松田さんの録音仲間が、小学4年生にコゲラの鳴き声を聴かせた後、その声をカタカナで表記させたら以下のようになったそうです。
①ギィーゥ ギィーゥ、②チー(2人)、③ルィール、④ビー ビー、⑤ビーール ビーール、⑥ビィーーッ!、⑦ギュー ギュー、⑧ギーヨ ギーヨ、⑨グウィー、⑩ギィー
実際の声を、以下で聴いてみてください。
私たちバードウオッチャーは「コゲラはギーと鳴く」と思い込んでいますが、先入観がない子供たちはいろんな聞き方をしており、擬声語(オノマトペ)の表記も十人十色です。
もう一つ、コガモの声でも同じ実験をしたそうですが、その結果を書く前に、以下の動画でコガモの声を聴いてください。
バードウオッチャーの間では、コガモは「ピッ ピッ」とか「ピリッ ピリッ」と鳴くというのが常識ですが、子供たちのオノマトペは以下のとおり。
①チィ チィッ、②コロロロロ、③ルァフロォフ、④ヒウウィ、⑤ルルルルー ルルルッ、⑥ピーチ ピーィ、⑦ピーリピリピーリピリ、⑧テッテレレテレレレ、⑨ピピピ ピロリロ、⑩ピポピロピピポピロリ、⑪リュル リュル
「ピ」音や「チ」音は理解できますが、②、③、⑧、⑪は全く想像の外です。
以前、当ブログで「鳥の声は世界共通か?」と題してPart-1、Part-2、Part-3の3回に渡って、同じ鳥の声でも国によって聞こえ方が違うという話をしましたが、年齢によっても違うわけです。
バードウオッチャーの声の知識は、単に先輩や図鑑から刷り込まれているだけではないか? そんな疑問が湧いてきます。「ウグイスはホーホケキョと鳴くんだよ」と教えられるからそう聞こえるだけで、その先入観がなければ違う声で聞こえるかもしれません。
松田さんの録音仲間が、小学4年生にコゲラの鳴き声を聴かせた後、その声をカタカナで表記させたら以下のようになったそうです。
①ギィーゥ ギィーゥ、②チー(2人)、③ルィール、④ビー ビー、⑤ビーール ビーール、⑥ビィーーッ!、⑦ギュー ギュー、⑧ギーヨ ギーヨ、⑨グウィー、⑩ギィー
実際の声を、以下で聴いてみてください。
私たちバードウオッチャーは「コゲラはギーと鳴く」と思い込んでいますが、先入観がない子供たちはいろんな聞き方をしており、擬声語(オノマトペ)の表記も十人十色です。
もう一つ、コガモの声でも同じ実験をしたそうですが、その結果を書く前に、以下の動画でコガモの声を聴いてください。
バードウオッチャーの間では、コガモは「ピッ ピッ」とか「ピリッ ピリッ」と鳴くというのが常識ですが、子供たちのオノマトペは以下のとおり。
①チィ チィッ、②コロロロロ、③ルァフロォフ、④ヒウウィ、⑤ルルルルー ルルルッ、⑥ピーチ ピーィ、⑦ピーリピリピーリピリ、⑧テッテレレテレレレ、⑨ピピピ ピロリロ、⑩ピポピロピピポピロリ、⑪リュル リュル
「ピ」音や「チ」音は理解できますが、②、③、⑧、⑪は全く想像の外です。
以前、当ブログで「鳥の声は世界共通か?」と題してPart-1、Part-2、Part-3の3回に渡って、同じ鳥の声でも国によって聞こえ方が違うという話をしましたが、年齢によっても違うわけです。
バードウオッチャーの声の知識は、単に先輩や図鑑から刷り込まれているだけではないか? そんな疑問が湧いてきます。「ウグイスはホーホケキョと鳴くんだよ」と教えられるからそう聞こえるだけで、その先入観がなければ違う声で聞こえるかもしれません。