樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

死ぬまでに見たい鳥

2019年08月08日 | 野鳥
バードウオッチングを始めて30年。これまでに見た鳥は、海外も含めて約350種。
それでも、見ようと思いながら遭遇できていない鳥がいくつかいます。その一つがヤイロチョウ。名前のとおり8色のカラフルな鳥で、独特の声でさえずります。



関西でも時々出現しますし、栃の森でも何度か声を聞きましたが、最も密度が濃いのは高知県の四万十川周辺の森。その姿を求めて、いつもの仲間3人でツアーに出かけたこともあります。しかも、2003年と2012年の2回。
2003年はガイドを雇って候補地を回りましたが、各地でさえずりを耳にするものの、結局姿は見られず。
2012年は、宿の近くの山に登るとすぐ近くから声が聞こえてきました。スマホでヤイロチョウの声を流せば、縄張りを侵されたと思って姿を現すはずですが、そういう人工的な働きかけは野鳥をかく乱するのでバードウオッチングの世界ではご法度。じっと我慢して待ちましたが、約10mの至近距離から声を聞くだけで終わってしましました。せめて声だけでもと思って撮った動画が以下。



高知県まで2回も出かけて、2回とも振られたわけです。数年前、滋賀県の森に出現したことがありますが、フォトグラファーが押し寄せていたらしいので行きませんでした。
あの世に行くまでにはどこかでお目にかかりたい鳥です。
コメント (2)
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