迂闊なことに、わが家の柵に巻き付いているツルウメモドキが右上巻きであることに、つい最近気づきました。
普通は「右巻き・左巻き」と表現しますが、国や人によって方向が逆になることがあるので、私はツルの巻き方を「右上巻き・左上巻き」と表現しています。「S巻き・Z巻き」と言うツリーウォッチャーもいます。
ツルウメモドキは右上巻き(Z巻き)
ツルの巻き方ではっきり識別できるのはフジとヤマフジ。フジは左上巻き(S巻き)、ヤマフジは右上巻き(Z巻き)です。
宇治の平等院がフジの名所であるためか、参道と商店街の交差点広場に大きなフジの木が植えてあり、ちょうど今頃は葉陰のパラソルで観光客が涼んでいます。その幹はご覧のように右上巻き。ということはヤマフジです。
以前、町内のツリーウォッチャーから「あれはヤマフジですね?」と尋ねられたので、「そうです」と答えました。しかし、普通ヤマフジは園芸市場に出回らないので、「変だな?」と思って確かめてきました。
すると、何ということでしょう、幹は右上巻きですが、枝は左上巻きになっています。どういうこと?
枝は左上巻き(S巻き)
思うに、植木屋さんがフジの幼木を植栽した際、無理やり右上巻きになるように支柱に縛り付けたのでしょう。それが太い幹になったものの、拘束から逃れた枝は、DNAが命令するとおり本来の左上巻きに戻ったわけです。
庭のツルウメモドキにも、宇治で最も目立つ場所に生えるフジにも、「偉そうにツリーウォッチャーを自称しながら、お前はどこをウォッチしているのだ」と叱られたようでした。
普通は「右巻き・左巻き」と表現しますが、国や人によって方向が逆になることがあるので、私はツルの巻き方を「右上巻き・左上巻き」と表現しています。「S巻き・Z巻き」と言うツリーウォッチャーもいます。
ツルウメモドキは右上巻き(Z巻き)
ツルの巻き方ではっきり識別できるのはフジとヤマフジ。フジは左上巻き(S巻き)、ヤマフジは右上巻き(Z巻き)です。
宇治の平等院がフジの名所であるためか、参道と商店街の交差点広場に大きなフジの木が植えてあり、ちょうど今頃は葉陰のパラソルで観光客が涼んでいます。その幹はご覧のように右上巻き。ということはヤマフジです。
以前、町内のツリーウォッチャーから「あれはヤマフジですね?」と尋ねられたので、「そうです」と答えました。しかし、普通ヤマフジは園芸市場に出回らないので、「変だな?」と思って確かめてきました。
すると、何ということでしょう、幹は右上巻きですが、枝は左上巻きになっています。どういうこと?
枝は左上巻き(S巻き)
思うに、植木屋さんがフジの幼木を植栽した際、無理やり右上巻きになるように支柱に縛り付けたのでしょう。それが太い幹になったものの、拘束から逃れた枝は、DNAが命令するとおり本来の左上巻きに戻ったわけです。
庭のツルウメモドキにも、宇治で最も目立つ場所に生えるフジにも、「偉そうにツリーウォッチャーを自称しながら、お前はどこをウォッチしているのだ」と叱られたようでした。