樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

木のチーム名

2009年12月24日 | 木とスポーツ
以前、鳥の名前のスポーツチームをご紹介しました。「でも、まさか木の名前のスポーツチームはないだろう」と思っていたら、今年そんなチームがデビューしました。
アメリカでアメフトの新興リーグが誕生したのですが、その中にカリフォルニア・レッドウッズというチームがあります。Redwoodはセンペル・セコイヤの通称で、北米西部の山中に自生するスギの仲間。100メートル以上に成長する世界一高い樹木です。カリフォルニア州の誇りとしてチーム名に採用したのでしょう。


(California Redwoodsのロゴ。モチーフは樹皮かな?)

アメフトファンのツリーウォッチャーとしては嬉しい話ですが、この新興リーグ、8チームでスタートする予定が昨年の不況で大幅に縮小されて4チームのみ。いつまで続くのやら、心もとない船出です。


(関西森林総研の植物園にある本物のレッドウッド)

日本にも木の名前のチームがあるのだろうかと調べたら、ありました。まず、J1復帰を果たした「セレッソ大阪」はスペイン語で「桜」。大阪市の花であることがネーミングの理由のようです。


(セレッソ大阪の本拠地、長居競技場にあった看板)

同じくJリーグの「ヴァンフォーレ甲府」は、フランス語のvent(風)+foret(林)の造語で、武田信玄の風林火山に由来するそうです。しかも、ロゴには山梨県の県花フジザクラがあしらってあります。


(ヴァンフォーレ甲府のロゴ)

まだあります。バレーボールのチャレンジリーグ(Vリーグの2部)に「熊本FOREST LEAVES」というチームがあることを発見。熊本が「杜の都」であること、選手やスタッフを1枚1枚の葉に見立てたことからのネーミングだそうです。


(熊本フォレストリーブスのロゴ)

今までサッカーもバレーボールも興味なかったですが、これからはこの3チームを応援することにします。
コメント (4)
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