樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

WOODTHON

2008年02月25日 | 木と文化
このブログは、暮らしや文化の中にいかに木が溶け込んでいるか、をお伝えしているわけですが、先日ふと、「じゃあ、具体的に自分自身の生活にどれくらい木が入り込んでいるのだろう?」と疑問になりました。
そこで、私の典型的な1日の流れに沿って、木に触れるシーンを記録してみました。題して、WOODTHON(ウッドソン)。以前、日本野鳥の会が、1日に見聞できる鳥の種類数に応じて寄付金を集めるイベントをやっていて、そのタイトルがBIRDとMARATHONを合成したBIRDTHON(バードソン)。その樹木版です。

         

朝起きると、朝食の前に緑茶を飲みながらブログを更新します。宇治に住んでいるからというわけではないですが、お茶が好きでよく飲みます。私が1日の最初にお世話になる木はお茶ですが、みなさんが飲まれるコーヒーも木の恵みですよ。

(朝食のセット、スプーンは竹製。右はコーヒー屋さんでもらったコーヒーの木)

ブログが終ったら、妻といっしょに朝食を食べます。私の定番メニューは、バターと蜂蜜を塗ったトースト、バナナ、ミルク。蜂蜜はトチノキのもの、バナナも木の実、ミルクはパルプで作ったパッケージに入っています。
ついでながら妻はジャムトーストとバナナとコーヒー。この日のジャムのイチジクもコーヒーも木の実。パン皿も昔買ったインドネシア製の木の皿です。

         

朝食の後、散歩に出かけ、大吉山の展望台にあるベンチに寝転がって、宇治市街を見おろしながら足や腰の体操をします。このベンチは多分スギ材でしょう。散歩道にはたくさんの樹木がありますが、目で見るだけのものはカウントしません。


散歩から帰って、午前中にひと仕事かたづけて、お昼はラーメンを食べに行くことが多いです。ラーメンに木は入っていませんが、割り箸とコショウは木。割り箸は多分シラカンバ材の中国製でしょう。コショウの木は見たことないですがツル性だそうです。
代金の紙幣はミツマタやコウゾなど木の皮で作られています。お店がくれる割引券も紙。この店では回収した割引券を注文用のメモに再利用しています。

         
          (guitarbirdさんのブログみたいですね)

ラーメンを食べた後はなぜか甘いものが欲しくなるので、帰りにサーティワンで定番の「ジャモカアーモンドファッジ」を食べます。ここに含まれているチョコレートの原料カカオもアーモンドも木の実です。
長くなるので以下は簡単に記しますが、フローリングなど家の内装材、仕事机をはじめ本棚、食卓、食器棚、ベッドなど家具はすべて木製、夕食の際のお箸やお椀も木です。さらに、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品、夜寝る時の枕に使われるパンヤも木の恵みです。
「木綿」と書くので衣類に使う綿も木かな?と思って調べたら草本でした。絹は間接的には木の恵みです。いずれにしても衣類は木のハンガーにかけたり、木製のタンスに収納します。
分かりやすく数字で表すために、私が直接手に触れたり口にした木の恵みを1アイテム1点でカウントしたら27ポイントになりました。
みなさんも、WOODTHONをやってみてください。想像以上に木のお世話になっていますよ。
          
      (1日の最後はお風呂で自家製のユズのお世話になりました)
コメント (4)
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