ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

倖田來未…もとい小匠(防災)ダム

2022-02-09 06:56:47 | 和歌山(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、昨日記事にした「マスク堰堤」を後にして、いよいよ当初の目的地である太田川水系の小匠(こだくみ)ダムを目指します(アクセスについては昨日の記事を参照)。

到着しました。まずは「ご尊顔」をご覧ください。ずいぶん年季の入ったダムですね。



ダムの下部には穴が開いていて、通常はここから排水されるようです。写真右側の穴のところはわかりにくいですが魚道と繋がっています。



ダム下へ行ってみます。見上げるとこんな感じ。



このダムには他のダムにはないものがあります。それはダム本体に小さなトンネルがあること。入口には「小匠防災堰堤」のプレートが掲げられていますが、なぜここに貼られているんでしょうか。てっきりトンネル名かと思いました。それにしてもなぜこんなところにトンネルを作ったんでしょうね。

実はダムを建設する以前、小匠川沿いに小道があり、その道が川の上流へ行く唯一の道だったのです。ところがダムを建設するにあたりダムの構造上この道を遮断せざるを得なかった。でもこの道を塞いでしまうと上流に行く道がなくなってしまう。そこでダムの中を貫通させるトンネルを作り、上流部と下流部の行き来ができるようにしたというわけです。ただし、ご覧の通り現在トンネルは塞がっていてダムの向こうに行くことはできません。





ダム横に向かいます。こうして見ると、なかなか凛々しいね。



左岸のダム横から見るとこんな感じ。関係者以外は立入禁止。



そこから見た上流の景色。手前に道らしきものがあるのがわかります。これが先ほどのトンネルを抜けて繋がっている道です。



ダムの下流側はこんな感じ。



左岸、上流側から見たダムの様子。写真の左下に見えるところがトンネルへの入口。



左岸のダム横から少し下ったところにあるこの建物は管理所でしょうか。特にそれを示すプレートはありません。



そこから見たダムの様子。



小匠ダムには、ご覧の通り通路としてのトンネルや2つの穴など複数の穴が開いています。貯水型のダムではまずあり得ない構造ですが、これはそもそも防災ダムとして築造されたものなので穴ぼこだらけでもいいんでしょうね。ちなみに当該ダムが築造されたのは1959年らしい。(参考
コメント    この記事についてブログを書く
« 誕生時からマスクの堰堤 | トップ | 本州最南端の地へ! »

コメントを投稿

和歌山(ダム/堰堤)」カテゴリの最新記事