2022/04/15 記
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小雨。母、肺炎球菌ワクチンを接種した。外来待合室のTVニュースをみながら、アフガニスタンの難民どうなっているのと、母がきいた。母、精一杯の背伸びだった。オランダの例を話しつつ、近くをきょろきょろしてみたが、気になる相手は見つからなかった。何のことはない、クリニックの医師がカルテ置き場から首を出して、薬品販売業者と話をしているのだった。下衆だなあと我が身を恥じたが、色恋ではなく、医師の問診時の決めつけに、母は苛立っていたからだ。
まだ順は来ないので、近くのビッグイシュー読者の配達を済ませるために席をたち、直ぐ戻ると母に伝えて、配達を済ませてきた。
外来に戻ると、母が接種を済ませ、支払い待ちをしていた。ウクライナに旅行したことがあるという年配常連女性が、母の順の前にいて、私がいる間は黙っていたが、いなくなったら、自慢話がうるさいと、母は怒っていた。口の悪い医師は濡れ衣だった。しかし、ウクライナ旅行が語られるほどまで、世間話はネタに事欠かない。
今日は、医師から「訪問マッサージを頼む気はないか」と誘われたという。何でそんなことをと突くと、コロナ以降、高齢者の通院が減っていて、出稼ぎしないと収入が持たないのだと明かした。そんな馬鹿なと断ったという。
その話で気がついたのだが、今日はバスもスーパーも高齢者が多かった。今日は年金受給日だったの!だ。
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ロシアの巡洋艦スクワ」が沈没したという。ウクライナ東部戦線ロシアの逆襲はあるか。
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ウクライナのニュースをみていて思った。避難行も攻撃下の忍耐避難生活も、それが障がい者や、寝たきり高齢者は、どう戦災(災害)から身を守ればいいのか。孤立が宿命になるのか。想像力を巡らせる時だろう。
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(校正1回目済み).