湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/27 避難所・地域における回復期と治療支援&保健活動を切り出す(3-15)他

2015-09-28 04:52:14 | 地震津波災害ボランティア

2015/09/27 記
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(前回の続きから)

茨城県常総市の浸水被災者支援カンパを見て、「わーく」や懇話会の今後の取り組みについて考えていた。「わーく」の問題意識が伝わらないと思うので、私の体験を書いておく、2000年の有珠山噴火のときの支援者の事例のことだ。

ある著名な団体の方たちは、有珠山噴火被災者を元気づける企画を次々と打ち出していた。私にはその応援が被災者にどのように届いたのか疑問だったが、非常にアクティブで、当時、三宅島の噴火災害の被災者連帯を打ち出していた。ところが次々と地震や台風の大雨被災があちこちで起き、そのすべてに支援を拡げ、無理が出たのだろう、活動が希薄になっていったのだ。

自分の組織の実行力を見定めないと、轍を踏むと考えている。今回の茨城・東北浸水被災の状況はただごとではない。しかし東日本大震災や阪神淡路大震災の継続支援と震災津波防災の活動を中心としている「わーく」では、一般支援者レベル以上の協力という拡張は議論上に留めて、被災地に出かけることは無理と判断した。

一方、「懇話会」では、震災津波被災から台風の被災や浸水・噴火災害等をも含んだ被災者医療・福祉・介護等への防災対策というか「普遍化」を行って行きたいと思う。

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仮設入居が済んだ頃、生活支援ボランティアたちは、仮設集会所を拠点とした諸企画を始めていた。共同炊事食事会・おしゃべりしつつの軽作業(ミサンガ等の製作)・花壇整備・コーラス・カラオケ等の、仮設コミュニティ形成に役立つ活動だ。これは勿論有意義な活動だが、「あれは嫁(健常者)の集まり」と言っていた白髪で腰の曲がった女性が言ってのけた声無き被災者たちがいる。施設に入らずに自宅で介護を受けている高齢者や、認知症の方々、自宅生活をしている成人障がい者の方々に目を凝らし、耳を澄ませて状況をつかみ支援して行くというサイレント・マジョリティの医療・福祉支援を生み出したいと願う。

前回の個別訪問の協力可能性をさぐることのように、専門職の活動に閉じ易い領域の参加法を探索していく活動を進めて行きたい。従来のいわゆる被災健常者生活支援活動に協力して行きたいと思うが、この特殊性を私たちの任務と考えていく。

(つづく)

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昨日は、(怪我はなかったが)母が入浴バス内で滑ったための緊急対策だったのだが、案の定、翌日、腿の内側が痛いは、片側下肢の外側の腱の疼痛と、引きつれが部分化してはいるが、痛みが強くなるなど、後遺症が残った。しかし平塚市図書館の書籍更新は1週間弱遅れてしまっていたので、でかけたのだ。帰りの買い物は最小限にとどめ、急がずに往復した。身体が不自然なときは、肩が凝る。下りの階段だけは回避した。

帰り道、茅ヶ崎の駅ビルを降りると、茅ヶ崎駅南口でタージの方が茨城県常総市支援カンパ活動をされていた。買い物のつり銭ではあるがカンパ協力した。しかし思うのだが、東日本大震災後の熱は、やはり覚めているとしか思えない。この手のカンパの際は、呼びかけとチラシ配布だけでは、通行人が活動を瞬時に理解することがカンパ活動の鍵となるので、弱いと思うのだ。やはり「立て看板」がないと…。

瞬時に伝えられなくてはならない事項は、「活動内容(常総市被災者支援とか)」・「カンパ提供先(避難所に○○を贈る)」・「主催団体名」の3点だ。これが見えるようにしておくことだ。釈迦に説法だろうなと思いつつ、路線バスに乗り込さんだ。

 夜間傾聴:ふたり

(校正1回目済み)

 

コメント
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