湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/4下 生活の割期を越えて

2015-09-05 05:43:30 | 地震津波災害ボランティア

2015/09/04 記
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身辺が急変した。退職はもともと9月だったのだが、希望者は3月まで在籍できる制度だった。だから退職金ならぬ慰労金(契約社員ゆえ)も変化無し。

だんだん私の肩書きが減って行く寂しさは、同世代共通のものだろう。これで阪神にいく日程は逆にたてやすくなった。

ビッグイシューを配布しつつ、事故で痛めた側の足の挫骨神経痛が始まって、整形外科に寄ってきた。身体が傾いているせいだが、年を感じる。

休んでいて申し訳けないが、明日、地域メディアとの交流シンポが午後にある。それを終えたら続きを書き始める。申し訳ない。

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

 

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9/4上 「わーくOnlinePicUp No.057」より

2015-09-05 05:07:00 | 地震津波災害ボランティア

2015/09/04 記
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「わーくNo.57」はミスタッチが多く、これは持ち出し編集した結果なのだが、一応一段落した。まだあるのではと、嫌な予感がしているが、ともあれ記事をテキスト版として、以下に載せる。

------ ここから ------

■■わーくOnlinePicUp No.057■■

(p.1)
☆☆茅ヶ崎市アイデア提案2015 に2提案/災害と「お薬手帳QRコード版」☆☆

~アイデア提案コンテスト0215~
●毎年4月になると、茅ヶ崎市の市民自治推進課が、市の行政提案型協働推進事業の事業テーマの検討材料を求めて、市民にアイデアを公募する。私たちは災害ボランティアをする中で、発災時に大混乱を起こす救急外来に医療関係者支援の活動となる活動を導入することを進めた。また発災時、地域の若い避難支援者に形を与える提案を行った。いままでの大災害時、家庭では大人を手伝う存在であり、学校の教育の中で集団で大人たちの邪魔にならない範囲の支援活動を行うという枠に隠されてきた「子ども」という色眼鏡である。災害時、彼らも当事者であり、家族や身近な人たちを失った当事者であって、東日本大震災のとき、大人とともに自主的に活動していた。救援活動をしている人を大人たちと呼ばないように、とくに「急性期」と呼ばれる発災直後では、有力な人材であった。だから学校が機能停止している期間や、課程に戻ったとき、地域の有効な救援・支援の一員として見直そうという発想から、彼らに防災支援の役割を考える契機を提案した。

●ひとつは「大災害発生時の救急外来の混乱軽減を図る静岡県『市民トリアージ』見学と検討会」という提案だ。もうひとつが「3つの制度による『高校生から始める若手災害ボランティアの育成』」だ。「市民トリアージ」は、静岡の先進事例があるので、導入検討を促すものだ。もうひとつは、高校の場を使い「率先避難誘導」の講習会と終了証発行、東日本大震災被災者宅に民泊し、体験を聞き交流する提案である。詳細は2・3ページに載せた。

~「お薬手帳QRコード版」と「マイナンバー」のこと~

●災害時、救急医療の現場では、救急処置を終えた患者の医療個人情報不足が大きな問題に
なる。病歴だけでなく、常用薬の名前すら聞き取ることは難しい。もし必要情報の記録があれば自己表現できない患者も救われる。しかし今、マイナンバーが始まる時点にいるが、情報の管理的な一極集中の危険を考えると、医療と防災の領域は、「お薬手帳のQRコード版」の形で、任意の携帯カードとして分散すべきと考える。その検討を5ページに載せた。


(p.2)
<<茅ヶ崎市の「アイデア提案コンテスト2015」に2つの提案をしました>>

申請書コピー(p.2・3)
☆アイデア提案コンテスト2015☆

アイデア及び市民活動推進委員会の評価コメント【防災】
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/shiminsanka/kyodosuishin/1014299/1014324.html

☆良いアイデア☆ 3つの制度による「高校生から始める若手災害ボランティアの育成」

災害発生時における高校生は貴重な人材で、草の根的な活動としては意義のある事業になると思います。災害発生時に第一に必要となるのは大人の統率であり、同方法における大人を対象とした災害ボランティアの養成も可能で、大人への災害意識の向上は必須であると思います。なお、ハイティーンは県単位の学校所属が多いことから、市内での取り組みを参考に県への提案も行うことができれば実現する可能性が高まるものと考えられます。

☆良いアイデア☆ 大災害発生時の救急外来の混乱軽減を図る静岡県「市民トリアージ」見学と検討会

市民トリアージは災害発生時において大変理想的な活動だと思います。まずは行政側が災害発生時のトリアージについて方向性を明確にし、医療従事者、さらには行政職員を育成することができるかが重要であり、その上で市民活動団体等と行政が協働し、補助的な部分として市民トリアージを育成することができれば、災害発生時の混乱を減少させることができると思います。

(p.4)
★★金曜災害ミニカフェ・レポート(1)・(2)★★

(1)湯浅誠コミュニティ塾(3)(4)
●仮設に住む被災者の環境には2つある。ひとつは災害以前の地域コミュニティに属する方たち
が、その地域の仮設に入っている場合で、もともとばらばらの地域の混合仮設住民が復興支援住宅に転居する場合と比較して、地域コミュニティ喪失感・不安感が強い。その仮設住民に接しようとしたとき、その失いかけているコミュニティの結束が、なおさらに支援者に本音を語らないシャット・アウト(見えない線引き)が起こる。ここをどう超えるか。無残に空転する大学生支援グループ。わからなさがわかる番組。(他人事ではないが…。)
あの日わたしは…(要援護者の被災3本)
●今回は要援護者の被災に立ち会った当事者や支援者の記録を扱った。岩手県大船渡市の工場のライン作業中被災した葉澤さんは,下肢障がい。作業現場に取り残されたが、同僚が車椅子を持ってきてくれて,九死に一生を得る。被災時、自分はどのような援助をして欲しいか、普段から明確化しておく必要性を説く。また宮城県東松島市の特養「不老園」の職員大泉さんは、職員3人と利用者さんを乗せて、指定避難所に車で移動中に津波をかぶる。職員3人はかろうじて生き延びるが、高齢の利用者さんが亡くなるという経験をする。そのとき何かできなかったかと振り返る。
●宮城県仙台市若林区荒浜の「みどり工房」施設長の今野さんは、高齢者・統合失調症・発達障がい等の利用者さんたちと被災し、一般の避難所にたどり着く。常用薬が切れる危険性に押されながら、やっと精神科の処方を得て、避難所生活に入る。すると利用者さんたちに大きな変化が。避難所運営を手伝い始め、いきいきとしだすという体験をする。貴重な証言である。


(p.5)
<連載>個人医療情報QRカードの検討 017

●個人医療情報を常時携帯し、事故や災害のために救急救命外来を処置や入院治療に役立てるというアイデアは、特に救急処置後の治療の際、情報が生きてくる。病歴や常用薬・治療医療機関名等を本人の承認のもとでQRコード化しておけばカード化できる。これはいわば「お薬手帳 QRコード拡張版」といえるものだ。古い技術のQRコードなら医療関係者は携帯電話アプリで、被災地救護所でも取得できるし、カンマ区切りデータとしてエクセルに送ることができる。特筆すべきは、意識のない方や乳幼児や、自己表明が無理な障がい者も自分の心身の状態を表明できることにある。

●この「お薬手帳QRコード拡張版」は、一番慎重にすべき問題は、「プライバシーの保護」とのバランスだろう。そして「マイナンバー・カード」との関係だ。マイナンバーは税金と社会保障データを統合していく。税と公共サービスの公平配分を目指すとある。しかしこれは、統治者の論理だ。まもなく「銀行預金」も始めは任意だが2018年からは義務化して、個人資産を把握することに使われるという。2年後からは「マイナ・ポータル」という医療個人情報も登録開示される方向が決まっている。マイナンバー制度は災害被災者に復興支援交付金等も公平に配分できることをもって、災害支援も効用の柱にあげている。しかし、行政との間に起きる不公平さをめぐる社会問題は、常に存在し、それは政治の価値観の反映として問題になる。つねに法の隙間、法と実施の強度の任意性というあたかも網のモアレのような部分が対立点となることに対し、紋切り型の公平性が強まることになることを恐れる。悪いことをしていなければ、何を隠すことがあるという論理が滑り込んでくる。まずここに敏感でありたい。これは情報の分散管理を保持するとしても、税と社会保障を超える部分からは、便利と効率の論理に飲み込まれる危険は、石橋を叩いて渡る用心さが必要である。

●「お薬手帳QRコード版」は、病歴と常用薬名(処方)を持ち歩く災害自衛のための任意カードである。そのデータは、医療機関のカルテと、その都度更新記録されるQRカードデータであり、書き込みデータは、記録の都度、廃棄される。QRコードの実践性と同時に、まとめてハックしにくい個別性を特徴としている。避難所利用管理・生存表明という汎用性を持つが、ここはマイナンバーカードでもなしうるところだ。アレルギーの有無などのデータはQRカードで一括したい。被災時の実用情報を集中するからだ。「汎用個人医療情報カード」は「お薬手帳」として別個に実現したい。(つづく)


(p.6)
<<金曜災害ミニ・カフェ9月の予定 19時~>>

*9/11東北発☆未来塾 災害と向かい合う力「紙とマジック」石巻日日新聞
★3.11の津波震災で石巻日日新聞の社屋も被災、印刷所も使えなくなった。その日から掲示板新聞が始まった。社屋の入口、避難所の中、マジックインキで手書きする壁新聞は、限られた紙面を使って、安否確認や検診日、物資配給予告などの実用情報を確実に届けることを心がけた。また、他の避難所などの様子や、外部支援の情報を紹介し、地方メディアの役割を改めて確認していく。掲示板新聞を通じて被災者と交流していく地方紙の間合いの面白さを感じる。

*9/18女性が安心できる避難所運営
災害時、避難所を利用するが、様々な問題が起きてくる。ただ雨宿りできればいいのではない。そこには、家族の営みがある。子育て・進学・介護などを抱え、食事や睡眠・休息をとることで、明日もまた取り組める、その休息を支える避難所生活は穴だらけだ。ひとの健康と尊厳を支えるには利用者の目線にたてる女性の目は貴重だ。なにを改善しているか、まず見て欲しい。

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<<10月の金曜災害ミニ・カフェの内容について>>
★NHKのハートネットTVが、「シリーズ『誰もが助かるために』」(全3回)という災害をテーマとした
まとまった大切な議論が取り上げられています。9月には間に合いませんが、10月は、このシリーズを取り上げ、論点を整理してみようと思います。是非ご参加下さい。NHKの再放送ご覧下さい。
>>>>> 避難 そのとき/避難所生活を支える/生活不活発病を防げ


----- ここまで ------

 

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