湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

8/20 夏期講習後期が始まって/釜石のボラさんに会って、改めて考えさせられたこと

2012-08-21 05:52:01 | 引きこもり
2012/08/20 記
--------------

後期の夏期講習が始まった。と同時に、8月中の岩手行交渉が流れてしまった。若手講師の新婚旅行と衝突した。職場結婚、私と同じ教科担当がふたり休むという。準備の遅れから、陸前高田には9月に入ってからが現実的と思い始めていたから、ふんばれなかった。ふてくされていると、事務長が北里大サークルの仲介、言いだしっぺだから、再度会うからと肩を叩いて行った。肩たたきは縁起でもないのに、無神経なと思ったが。

遠野まごころネット参加経験者が相模大野にいる。夏期講習が始まる前に時間を作ってもらった。釜石に昨年がれき撤去に行ったのだと聞いていた。ペットレスキューの方からの紹介の自営業者の若い方だった。

先方も私がこんな爺ぃだとは思っていなかったらしく、待ち合わせしていた場所で、しばらくお互いがわからなかった。藤沢に仕事の関係でしょっちゅういくとの話だったので、私の地域医療福祉のネットつくりに協力してもらえないかと思って、狛江市のペットレスキューの仲介者にお願いしていたのだ。

会って藤沢とは湘南台のこととわかったが、生活支援畑の人間ではなく、バンドつながりを活かそうとしている方だった。大学ではなく高校生に音楽つながりで知り合いがあるとのことで、私の作りたいと思っている活動に関心がある高校生がいれば紹介してくれるとのことだった。広田半島通信の編集には関心があるとのことで、今度じっくり話そうと約束して別れた。

彼らはコンサートつながりで、被災地のバンドと交流のライブを作り、被災地を回りたいという。私がこだわっている「家庭生活」「日常生活」の価値を説明するのは非常に難しい。単身被災者の孤立化、高齢者・障がい者の仮設隔離状況の話は、私が年長者だから話を聞いているのだなと、ひがみではないが、空転が見えてならなかった。と同時に、昨日の**さんも言っていた、「生活支援は長期滞在支援ではないと無理だ」という言葉にも、実のある説得ができない弱さが浮かび上がって、もう一度、何をどう改善したいのかという次元から、この夏期講習期間中に再整理する必要を強く感じた。いずれにせよ、必要性と実現可能性の切れる刀がなければ、切り込むことはできないだろう。これから講演会の講師選択の件も含んで、このブログで8月いっぱい再整理を、日誌に併行して書いていく。

-------

QRコードの医療情報カード、現在の「安心カード」の申込者数2400という数字を、意見交換会の場で行政が教えてくださったが、カードは、発達障碍・精神障碍系の方のテキスト入力、病院窓口との行き来をダウン症の方の仕事、入力アプリケーションソフトや、避難所生存情報アプリなどソフト開発を身体障碍の方にわりふれないかと考えている。だが2400という普及率では、話にならない。カードのメリットのキャンペーンを行ないうるところまで、企画を練り上げていく。次のステップに踏み出したい。

サポセンのNPO側の結集を考えている。障がい者団体巡回はまだ早い。まずは行政の応答を待っている。明日は夕方、サポセンに行ける。少し相談できるといいのだが。今の社協・タージに企画を乗せても野暮ったい話になるだろうなと、実は憂鬱なのではある。東北被災地の生活再建はまだ終っていない。それを放棄して「市の防災」を語るなら、その「防災」も魂抜けになるだけだからだ。


-------

母が2回目のリハに出かけた。帰りは外食で済ませないかと話していたが、送迎バスが途中下車を許してくれなかったし、家に戻ったら疲れてしまったというので、やむなく中華丼をテイクアウトして持ち帰った。

ところが母はパンを食べてしまっていた。8時過ぎには食事を食べたくないというのだ。さすがに夏期講習を終えて帰れば22時はまわってしまう。母の希望の18時には食事を作って出すことも無理だ。冬期講習のときは、「親に孤食させる気か」と責められたが、午前中のコマを担当すれば、夜間傾聴の身が持たない。結局、食事を昼食重点にして、夜の分は、暖めるだけにして軽食を作りおきし、みやげを持ち帰り、孤食批判をかわすことにした。私の糖尿病には最悪のパターンだが、しかし、要支援レベルでこうなのだ。介護は重いし、相互の心に歪みがでる。これは被災地の生活支援も同じだ。つまらない企画を立てれば、たちどころに見向きもされなくなるだろうなと、母を見ながら実のところ肝を冷やしている。


夜間傾聴:中学生君(仮名)
     橋本3君(仮名・ミニトライアルの職場から連絡あり)

p.s.発達障がい者隔離の判決、ひどいものだ。

(校正3回目済み)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする