湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

*君の岐路/5/12品川裕香さんの講演会わく作り

2007-04-05 06:30:11 | 引きこもり
*君が岐路に立っている。主治医の病院と同系列の療養所に入寮することになりそうなのだ。そこはいわゆる精神を癒し、再出発の準備を整える社会復帰段階の方の開放病棟だ。某宗教系列の大きな生活共同体の性格を持っている。よりポジティブな意味を持って欲しいと思う。

今日は、ご両親が主治医と面会する。しかしその前日、私が警戒していたことが起きてしまった。彼の立場がより悪くなる、愚かしい親子衝突だった。彼と夕方会って、大きな方向を探って別れた後、彼から衝突をしてしまったという電話が入った。親御さんの携帯に電話するが出ない。しばらくして連絡がとれたが、父親と衝突して蹴りあったようだ。昼間から彼は荒れていたという。

この文章を書いている最中、彼が親との口論の末、携帯電話を壊したと連絡してきた。彼の命綱である。自滅的な行為だけは、やめて欲しいと願う。私と会っていたときの冷静さとの距離を感じる。しかし暴力行為はどちらがけしかけたにしろ、許されることではない。それを繰り返せば、彼は罪を負って生きなければならなくなる。仕切りなおしをして、悪循環を断つこと。彼自身の世界を再構成していくことだ。これは自分の仕事。私たちは支援することしかできない。

病院から帰宅した時点で、衝突が再燃しないことを願う。繰り返せば、警察が入り、措置入院の線に移り、彼の信頼する主治医の方針に影響が出てしまう。親子といえども限界にくることがある。しばらく距離を置いたほうがいいのだ。

明日は「わーく」巡回と、品川裕香さんの講演会の可能性追及&文書作り、仕事の方の巡回をしている。しかしそれを中断してでも、衝突回避できるように昼夜動ける体勢を同時に取る。

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伊勢原君(仮名)の状態が良くない。家族が崩壊して彼は母親と祖母とともに生活しているが、成人している彼を捨て姿を消した。今、要支援の祖母が面倒を見ている状態にある。彼は統合失調症を発症し、入院治療を受けたが受け皿申請した両親がまた対立して今度は決定的なことになった。病院関係のカウンセラーが入っているが、彼が再入院を拒むために、祖母が体調を悪化させているのだ。現在の病院、県北か、東京のお世話になりそうな状況になってきた。ふらり道路に飛び出す風の危険が復活しつつあるのだ。

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5月12日午後の品川裕香さんの講演枠が定まらないまま、ここまできてしまった。湘南子どもネットワークのTさんやスペアちがさきのYさんたちと話したが、年間計画が出来てしまっていることや、品川さんに方って欲しいテーマのふたつとも大きな内容を持っているために、要望が絞りきれない難があった。ひとつは軽度発達障害を焦点とした特別支援教育推進者としてのそれであり、もうひとつは宇治少年院レポーターとしての気付きへの集団の力と自由の問題がある。両者にまたがってゼロ・トレランス(非寛容)の教育を打ち出した教育再生会議委員として、教育改革の渦中のお話から、その方向性について論じることも大きなテーマになる。この最後が大きすぎて、テーマが絞りきれないのだ。

この間、連続講演会は議論の焦点が、主催者の狙いと一般の方の直接的なニーズと合わないことが続いている。この状況で果たして品川さんの講演が実のあるものに育てていけるかということが問題になっている。

湘南子どもネットワークの中心は、就学前児童の課題であり、話題の対象となる世代にずれがあることや、スペアちがさきでは、時期的な問題と予算の問題が有って、タイミングがまずいこと等、なかなかぴたりと、はまらないのだ。

「軽度発達障害と特別支援教育」が治まりどころかなあと思っているのだが、ひと味欲しい。もうひとつの宇治少年院レポーターとしてのテーマは、もうひとつ一般的ではないところがある。教育再生会議のトーンの部分にある、子ども自身の眼差しの不在という部分に重なる「教育」についての議論である。

では「軽度発達障害と特別支援教育」という議論が欲しいひとはどこにいるのだろう。この点については、養護学校通学のお子さんの親御さんのニーズとはちょっとずれてしまう。小学校普通級の親御さんや教員とたてればはまるとしても、今のフォーラム懇談会の現状では、ゲスト層になってしまう。青年層にすると、対象集団が社会一般に拡散してしまうのだ。

舵取りが難しい。その上で会場を絞って手がけていこうかと考えた。今、地方選の最中であり、私は私で*君・伊勢原君(仮名)・父親の危機があって集中できない難がある。しかし、いまここで実行委形式でことを進めるのは状況的に無理ということがあり、主催を湘南子どもフォーラム懇談会として、36人会場満席を目指すことにしようと思う。これが閑古鳥どころか誰もこない異常事態もありうるのだ。参加費も500円が限度。とするなら満席でも赤字補填をどうするかということが問題になる。Kさんが市役所コミュニティホール1/2を押さえてくれたが、とてもそれを支える組織力はないのだ。

今日は呼びかけチラシを作り、品川さんに再確認の依頼を取る。

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昨日は「わーく」巡回が全く出来なかった。父親の痛風発症と入院が原因だった。入院は3度目だが、食事療法を全く守らないから自業自得なのだ。痛みを完治しないまま数日で退院となるのが常。大概は一週間は歩けないものだが、父親は3・4日で戻ってきてしまうのだ。足止めされてしまうことが目に見えている。

夜間傾聴:レギュラー2名
メール:HRIヒューマンルネッサンス研究所から「てら子屋」という冊子が届く。

今日の予定:品川さん講演会の準備・「わーく」拡張活動他


(校正1回目)
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