日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

小さな鳥の話し

2023年05月11日 | 生活・ニュース

 つばめの鳴き声は早くから聞こえはじめ、しばらくして飛ぶ姿を見かけた。毎年、勝手口側の電線に止まってくれる姿を撮っていた。今年は今日初めて例年の位置に2羽止まっていた。カメラは持っておらずスマホに残した。撮ったとたん、少しい大きめの1羽がやってきたが止まらずにすぐに飛び立った。2羽も追って飛び去った。初撮りができ安心した。

 地域で畑や田んぼが連なっていた一帯は年々宅地化が進み、田んぼは見かけなくなった。小川の暗渠化は進み、つばめは巣作りの土に苦労しているのではないだろうかと思いながら、軒下の少なくなった巣を見ながら思う。子どものころのこの時期は田植え、田んぼすれすれに飛び交うつばめを見ていたことが懐かしい。

 小鳥の話しで昨日載せたセキセイインコ捜索の続き。捜している人は、我が家から見えるアパートに住む若い好青年だった。昨夕、3回目の協力お願いを配布していていた。今度は写真入りで「大切な家族の迷子です」とある。名前は「モグ」、色は水色で黒模様があり頭は黄色でオスともある。手乗りで良く喋るとそうだ。早く見つかればいいのだが。

 小鳥合わせ。これは小鳥を持ち寄って鳴き声や羽色などを競う遊びのこと。子どものころ、ある修行寺の境内で開かれる、今は飼育禁止のメジロの鳴き声を競う光景を記憶している。ズラリ並んだ鳥籠、どの籠からの鳴き声か分からないが、忙しそうな声を聴いていた。

 (今日の575) つばめ飛ぶ高い飛翔は日より良し
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見つかったかな

2023年05月10日 | 地域

 先日の強く雨が降った日だった。5時すぎに朝刊を取りに出た。するとポストの配達された朝刊の上に手書きのビラが乗っている。読むと、逃げたセキセイインコを探している方の応援依頼だった。この雨の中、あの小さな鳥がどこへ飛んでいけるだろうか。すっかり夜が明けて家周りを探したが見当たらない。

 ときとして、こういう時には悪い方を考える。大きな野鳥に襲われた、雨に濡れ飛べなくなってどこかで落ちた、思いつくのはこんなこと。だが、一方で、どこかで誰かに保護され濡れた羽を乾かせてもらっているかも、こうなって欲しいと思うだけ。

 我が家のセキセイインコの歴史。初めてのそれは30年くらい前になるが、迷い込んできた1羽を保護していた。しかし、籠の掃除の合間に飛び去った。2度目は孫が小学生で夏休みのとき、青色のセキセイインコを連れて帰省した。籠から出すと初体面の私の頭や指、肩などにも止まり挨拶をする。部屋の中も自由に飛び回り、孫が2人になったようだった。

 保護願のビラが同じ日の昼前にも同じ文面でポストインされた。飼いつづけられたインコへの思いと親心のような心情が伝わる。家から出るたびに気を付けていたが、声も聞こえず姿も見えなかったが、尾が長くスズメほどの大きさ、飼い主の元に帰れたと信じよう。

 (今日の575) 小鳥にも主の気持ちは伝わりて
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今朝も爽やかに咲く

2023年05月09日 | 生活・ニュース

 先月の終わり、tatu_no_ko銘のバラが手荒な枝切にも負けず元気だと紹介した。5月になり本格的に咲き始め、朝の水やりが増した。一昨日の雨、市の西部に当たる玖西盆地では降水量が250㍉近く記録した地域もあったが、我が家周囲は100㍉ほどで済んだ。とはいえ、屋根のないところに生きるものには厄介なことだったろう。

 昨日の朝、空は雲一つない青空だったが、さすがに花に残った雨の跡にはバラも勝てず、重たそうに下向きに垂れていた。今朝は同じような青空の下だがキリッとした姿で上に向かって咲いている。お早う、と声を掛けたくなる。人はその日の日和により気分が左右されるが、花も似た様な姿をするようだ。

 先に登場した旧知のバラ愛好家さんも連日、庭のバラをいろいろな目線で紹介している。アップに耐えるバラを咲かせるその人は、バラ育ての腕は趣味の域を超え、教えを請いに来る人も大勢らしい。咲けば手入れの苦労や棘での切り傷も忘れるように見える。いい趣味だと思う。

 バラ、訪問している2名の写真を生業とする人のフェイスブックには、この時期は花のテーマの日が多い。面白いのは同じバラでも撮り方が違う。私の主観かもしれないが一人はこれがバラです、もう一人はこれがバラだ。バラは同じでも趣が違う姿を教えられる。バラ園を訪ねる人はどんな鑑賞の仕方をされるのだろう。

 (今日の575) バラ贈るその本数で意味違う
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コロナ2類から5類へ

2023年05月08日 | 社会 政治

 コロナ下の日常が3年ぶりに転換する。世界保健機関(WHO)は死者数の減少を大きな理由に緊急事態の宣言を解除した。日本も今日から感染症法上の位置づけが2類から5類に変わり、季節性の流感と同じ扱いになる。行動制限はなくなるが、検査や受診をすれば自己負担が生じる。PCR検査は減少するだろう。

 行動制限解除を危惧する専門家もある。危惧する専門家の話を聞くと、そうでないと説く専門家の話しより危惧がわの説明がよく理解できる。濃厚接触でPCR陽性、しかし一切症状の無かった知人の話しから、野放しは怖いと感じている。単なる危惧で終わればいいのだが、それを証明できないようだ。
 
 グラフは毎日新聞に載った3年間の感染状況だが変動ぶりが素人目にも一目でわかる。これを見ると、第7波と第8波の感染が、第9波へと続くかもしれないことは予想できる。ワクチン接種は国の費用で当分続くということはコロナは安心ではないということだろう。もうすぐ6回目の接種案内が届くと公報に載っている。

 岸田内閣のコロナ対策で変わった感じがすることがある。これまでは専門家会議などに諮られたのちに示されていたが、そうしたスッテプの説明がなくいきなり政府方針が出される決定するという感じで説明が弱い。これからも未知の感染症が現れる予測はされている。次のパンデミックへの対処を政府はよく考えておいて欲しい。

 (今日の575) 自己責任罹った者が悪いのか
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咲くかなぁ 2

2023年05月07日 | 生活・ニュース

 先日アップした大根の切株から新葉が育ち、花が「咲くかなぁ」と、咲く方に期待を込めて書いた。それから翌々日の朝、頭部から4分の1のあたりで折れていた。夜の間に静かに頭をたれたのだろう。花は咲かないが伸びた伸びたと見ていた、頭部の重さに耐えれなくなったのだろう。少し傾いたかなとは気づいていたが、手立てしなかった。

 大根の切株を水を張ったガラスの容器に置き、窓辺に置いた。「新葉が出た、それが伸びた」と、子どもの夏休みの自由研究気取りで観察していた。きっかけは、同じようにした大根の切株から新葉が覗いたので、よし観察してみようと新しく始めた切り株観察だった。結果として切株には苦しい仕置だったろう。退職者の身勝手が済まぬことをさせた。

 内容は変わるが大根の話。店頭に並んだ大根は、長い葉の付いた1本売りだった。高齢の男性が「半分に切ったのはありませんか」と店員に問いかけた。1本は夫婦では大きすぎるし多すぎる。店員は「待ってください」と店の奥に。店を出るときに、葉を落とし半分になった大根が並んでいたるのを見た。店の計らいに拍手。

 咲くかどうか、短い間だったが昔に戻った気にさせてくれた大根の切株、根元を洗い勤めの終わりとした。物言わぬまま「何とか生きよう、伸びよう」とする自然力に改めて敬意を表したい。ともすると歳だから高齢だからという気になりがちな思いを反省させてくれた大根の切株だった。

 (今日の575) 焼き魚大根おろし欠かせない
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松の新芽

2023年05月06日 | 回想

 松の新芽が伸び始めると思い出すことがある。1964(昭和39)年は東京オリンピックが開催された年。余談だが、この大会では先の2021年東京五輪のように大会を汚す事件は報道されなかったと思う。初めての東京五輪の年に父は住んでいるとは別の場所に、終の棲家を建てた。五輪工事で資材が高騰したのは昔も今も変わらない。

 趣味で庭師のまねごとをしていた父の知り合いが、小さな池と築山、松など庭木を数本使い庭を築いた。庭木の剪定は父の急逝後もその知り合いが亡くなられるまで続いた。若くて手入れなどに興味もなく過ごしていたので、どうしよう、頼めば出費がかさむし、さてどうしよう、困った困ったと悩んでいた。

 自治会で同じ班の職業庭師の人が「松の手入れを教えるから自分でやれ」と声を掛けてもらえた。その時、新芽を摘む時期とその方法を、脚立に乗せた足場板の上で教わった。芽の処理は年に2回、2回目に古い葉をむしり取る、そのときに形を整える。一人作業になって、私が仕事で留守の時に何度か見に来られたと家内から聞いていた。

 「年を取ると庭木の丈が低くなる」という我流で剪定する先輩の話を記憶している。父の終の棲家とは別のところへ私も建てた。狭い庭だが植えた木の剪定ならぬ枝切りは我流、安全を保つため先輩の話しどおり丈が短くなった。見上げる丈の松のよく育った新芽を見ながら50年以上も前を思い出していた。

 (今日の575) 新芽摘むすまんと思うときもあり
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岩邑怪談録

2023年05月05日 | 地域

 「岩邑怪談録(がんゆうかいだんろく)」、これは江戸時代後期から明治時代にかけて、岩国で語られていた怪談話をまとめた資料。横山・錦見・川西・今津といった岩国城下町で起こった話を中心に、関戸や御庄、玖珂、由宇、錦などの話しが約100話が収録されている。
このたび、100話余の中から、面白さや今の時代に会っているかを基準に20話を選んで載せられたA4判の冊子が岩国徴古館から発行された。200円は安い。

 編集の方法が面白い。本文は、分かりやすく現代語訳されている。しかし、当時の表現も残っている。では元の文はどうか。本文に並んで枠囲いで載っている。一部手を加えてあるそうだが、話の元の文章は可能な限りそのまま掲載してあるという。パラパラと見るに面白そうだ。語句の解説や補足など、話を理解するうえで参考になる。

 掲載の話の中には、「まんが日本昔ばなし」で取り上げられた医者の自慢話も載っているそうだ。イラストは元の資料に描かれていたものは掲載されており、当時の様子がうかがえる。話となった地域名と地域が図示されているのは参考になる。話の三分の一は錦見(岩国)ということがわかる。楽しみに読んでみよう。

 子どもが園児のころの話し。甥や姪が何人も盆と正月には揃ってやって来る。夜はなかなか寝付かない。「おじちゃんが話をするから」と布団に並んで寝かせ話始める。怪談など怖い話をするが喜んでいる。聞く方は「怪談」が「快談」になっていたのだろうが、そんな甥や姪もジジババの歳になった。

 (今日の575) 怪談に人の心がにじみおり
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マイナ保険証

2023年05月04日 | 生活・ニュース

 マイナンバーカードの交付率は4月30日現在、人口に対する割合は76.7%(総務省)とある。4人のうち3人が所持していることになる。ポイント付与で交付率は上昇したのだろうが、1回目の更新を済ませた人は「わしらのときにはなかった」とポイント付与に大きな疑問を投げかけていた。

 このカードに対する様々な声がある。最も気になるのは、保存されているデータが悪用、犯罪に使われることだ。最近その心配が増したのは、「AI」の登場だ。人の仕事を奪うとまで言われ、問いに対する回答の文章や言葉は巧みという。しかし、学校の宿題を親がAIで解いたものを子供が提出、教師が見破った、そんな報道もあった。

 カード利用の便利さが大きく宣伝される。その一つに健康保険証がある。連休前、住んでいる地方の街だが掛り付けの医院で利用できるようになった。まずカードのカバーを外す、次に受付傍にあるカードリーダーに横向きで置く、画面の指示により操作し暗証番号を入力、手続き完了を確認しカードを取り出しカバーを掛ける。通院のたびに繰りこれを返すことになる。

 これまでは診察券と保険証を受付で出せば何もしなくて受診手続きできた。マイナ受付は受診者側に新たな負担、暗証番号は絶対に忘れてはならない、カードカバーの脱着、など患者側の手間が増えたる一方で、医療関係者の業務簡素化にはなる、初めて使った感想はこんなことになる。

 (今日の575) 聞くほどに便利思わぬマイカード
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山菜の採りかた

2023年05月03日 | 生活・ニュース

 親の代から引き継いだ山菜料理店を営む人の話し。先代からすると60年近く、近くの山や野で山菜を自らが採り、料理しているという。なじみの客や遠方からの来店も多いそうで賑わっている。その方はどこにどんなん山菜が育っているかは、長い経験からよくわかっている。だがその採り方に頷いた。

 山菜のある場所に立ち入るとき、周りの小さな雑木や雑草を踏み倒したりしない様に気を配られる。これは話にはなかったが映像を見ていてそう感じた。採り終わった後に必ず数本や数個は残しておくという。こうすることで翌年もその場所に新しく育つ芽になるという。けっして採りつくさないことが自然への礼儀、そう受けとった。

 こんな話を聞いてしばらく過ぎた。筍のうちに処理でず、根元が20㌢ほどになった斜面の孟宗竹を切ることになった。竹にはなっていないが苦労して処理した。その時、誰かが筍を掘った跡が残っている。2本掘っているが、掘り方が下手で大きな穴を残している。こうした穴から雨水は浸透し思わぬ災害になる。子どものころ「掘った跡は必ず埋め戻す」ことを教わっていた。

 猪だけでなく筍を盗る人間様もいるようだ。たとえ盗んだとしても盗んだ跡くらい隠せばいいのに、そう思いながら参考になった話を思い出しながら埋め戻しておいた。山菜の生えている周囲を痛めることなく採り、数本は残す、来春からは山菜取りのマナーとしよう。

 (今日の575) あげるほど採るのは止めよ山菜を
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しらせ5003

2023年05月02日 | 回想

 第1次南極地域観測隊1956年の記録映画、これを見たのは1958(昭和33)年で高校3年のときだった。学校行事として全生徒が錦帯劇場で鑑賞した。当時の観測船は海上保安庁の宗谷。新造するには建造費及び建造期間の点から不可能、結局国内にあって改造可能な船を検討する中で、耐氷構造の「宗谷」が候補に浮上し決定した。

 資料を見ると急あつらえとも思える宗谷、その初めての任を終えた記録映画の上映が終わっときだった。誰が第1拍だったか分からないが、拍手が起き、全校生徒に広がった。誰もが抱いた感動だったが、それを拍手で表した一人の生徒がいたということを、60数年すぎた今も記憶している。宗谷は1962年まで観測船として活躍した。

 姪の長男の自衛隊員が第63次・第64次南極地域観測隊の支援として砕氷艦「しらせ5003」の乗員の一人として参加、とは聞いていた。そのお土産のお裾分けとして、しらせ5003が印刷されたアルミ箔に包まれたビスケットが届いた。初物は仏前に、という我が家のしきたり通りお供え。ひ孫の成長を両親は喜んだと思う。

 記録映画鑑賞の余話。鑑賞会が原因かどうか、その夜から発熱、流行っていたインフルエンザーに罹った。翌日は欠席となったが、全校で流感がはやり休校となった。ということで、欠席とならず済んだ。そのおかげで高校3年間は欠席なし、卒業式では皆勤賞を受けた。越冬隊に感動したお陰かもしれない。

 (今日の575) タロとジロ感動以外ない出会い
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