日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

しらせ5003

2023年05月02日 | 回想

 第1次南極地域観測隊1956年の記録映画、これを見たのは1958(昭和33)年で高校3年のときだった。学校行事として全生徒が錦帯劇場で鑑賞した。当時の観測船は海上保安庁の宗谷。新造するには建造費及び建造期間の点から不可能、結局国内にあって改造可能な船を検討する中で、耐氷構造の「宗谷」が候補に浮上し決定した。

 資料を見ると急あつらえとも思える宗谷、その初めての任を終えた記録映画の上映が終わっときだった。誰が第1拍だったか分からないが、拍手が起き、全校生徒に広がった。誰もが抱いた感動だったが、それを拍手で表した一人の生徒がいたということを、60数年すぎた今も記憶している。宗谷は1962年まで観測船として活躍した。

 姪の長男の自衛隊員が第63次・第64次南極地域観測隊の支援として砕氷艦「しらせ5003」の乗員の一人として参加、とは聞いていた。そのお土産のお裾分けとして、しらせ5003が印刷されたアルミ箔に包まれたビスケットが届いた。初物は仏前に、という我が家のしきたり通りお供え。ひ孫の成長を両親は喜んだと思う。

 記録映画鑑賞の余話。鑑賞会が原因かどうか、その夜から発熱、流行っていたインフルエンザーに罹った。翌日は欠席となったが、全校で流感がはやり休校となった。ということで、欠席とならず済んだ。そのおかげで高校3年間は欠席なし、卒業式では皆勤賞を受けた。越冬隊に感動したお陰かもしれない。

 (今日の575) タロとジロ感動以外ない出会い
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